Mew's 革カバンの染料が移染したスカート | 京都・氏政クリーニングのシミ抜きブログ

京都・氏政クリーニングのシミ抜きブログ

2017年より父の後を継ぎ取締役をしています、息子の氏政 保裕です。
不慮の事故で亡くなった父に代わり、まだまだ未熟ではありますが若さで氏政クリーニングをもっと繁栄させていこうと思います!

今年の8月に初めてご来店頂き、今回が2回目のご来店です。

 

30歳前後の奥様からの御依頼です。

 

受付スタッフ、『いらっしゃいませ、涼しくなりましたね』

 

お客様、『そうですね、白い洋服が肌寒く感じるようになりましたね』

 

受付スタッフ、『今日はどうされましたか?』

 

お客様、『これ取って欲しいのですが、、、?』

 

受付スタッフ、『何か、擦れて付いたような感じですね?』

 

お客様、『カバンの色が付いてしまって!』

 

受付スタッフ、『革のカバンですか?』

 

お客様、『そうです。たぶん3週間ほど前です、、、雨に濡れた時だと思います。』

 

受付スタッフ、『革の色が付くと落ちない場合があるんですよ、やってみないと分かりませんよ』

 

お客様、『分かりました。お願いします。』

 

   

絵表示を見て、ポリエステル100%素材なのでホッとしました。

 

ポリエステルには吸湿性が無いので、雨に濡れて移染したとしても比較的落ちやすいのです。

 

水溶性100%の染料の移染落としであっても、油性処理(皮革染料の分解に有効な薬剤を混ぜて)からです。

 

意外かもしれませんが、(今回の事例に限りかもしれませんが)油性処理でほぼ90%前後落とすことができます。

 

その後は、色素溶出剤で分解除去します。

 

    →   

左側 ウエスト部分 (シミ抜き前と後)

 

(仕上がり)

 

後日引き取りに来られ、

 

受付スタッフ、『真っ白になりましたよ』

 

お客様、『ありがとうございます。』

 

受付スタッフ、『次(の着用時季)は来シーズンかもしれませんね』

 

お客様、『はい、(次の機会まで)大事に仕舞っておきます。』

 

無料相談フォームは←コチラから

 

遠方から宅配便をご利用の方は←コチラから

 

正絹着物の丸洗いと特殊シミ抜き←コチラから

    

氏政クリーニングPC用HP(スマホ対応)は←コチラから

 

 

ランキング参加中です

クリックよろしくお願いいたします

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ