10年以上前から弊社本店をご利用頂いている50歳代前半の奥様からのご依頼です。
年間通じて2~3回のご利用のお客様です。
受付スタッフ、『こんにちは、お久しぶりですね 今日はどうされましたか?』
お客様、『久しぶりに持って来ました。クリーニングお願いします、、、このネクタイだけはシミ抜きでお願いします。』
受付スタッフ、『何が付きましたか?』
お客様、『ラーメンのスープが飛び散った、って言ってたんですよ、』
受付スタッフ、『分かりました。 そんなに古いシミではなさそうなので落ちると思いますよ、』
お客様、『ごめん、一度他店でクリーニングしたんだけど、落ちなかったの!』
受付スタッフ、『ネクタイのシミ抜きは、ほとんどのクリーニング屋さんがしませんね、』
今日は、久しぶりにネクタイのシミ抜きを載せてみました。
ネクタイに付くシミの大半が、食べこぼしのシミです。
水溶性100%のシミもあれば、今回の事例のようにスープに油分が混じっている場合が多く100%水溶性とは思えないシミ、ドレッシングやパスタソースのように明らかに油溶性成分と水溶性成分が混じったシミも沢山あります。
そして、結び目部分は首元の皮脂汚れが付くことが多く100%油溶性の場合もあれば、ここに汗が付くと油溶性のシミと汗による水溶性のシミが混じり合うことになります。
要するに、ネクタイを本気でキレイにしようとするとドライクリーニングだけでは、片手落ちなのです。
油性処理やドライクリーニングでシミに含まれる油溶性成分を落としてから水性処理が不可欠の条件となります。
しかし、多くのクリーニング店では水性処理は行いません。
ネクタイに使われている生地目はバイアス地のため、水性処理で型崩れを引き起こすこともあれば、絹地のため水性処理の結果、輪ジミが発生することもあり、かなりやっかいなアイテムと位置づけられているのが現実です。
実際には、そんなに熟練した技術は必要ないのですが、、、
「触らぬ神に祟りなし」、あくまでも余計な仕事を請け負って生産効率を悪化させたくない。
コレが今のクリーニング業界の現状のようです。
これでは、「安かろう悪かろう」のレッテルが消費者から貼り付けられるのでは、、、?
不安です。
(シミ抜き前と後)
今回の事例では、ラーメンスープのシミのなので、油性処理→水性処理で落とす事ができました。
(仕上がり)
後日引き取りに来られ、
受付スタッフ、『シミ落ちてますよ、』
お客様、『ありがとう、、、クールビズの季節が終わったとたんに主人は汚してくるし、、、困ります。』
受付スタッフ、『男の人は、シミや汚れに無頓着ですよね、』
お客様、『本当ですね、』
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