やさしい猫/中島京子

ちょっと前に地元の図書館で借りました。長編小説なので途中で挫折しないで読破できるか不安😖💧でしたが・・・。
帯は中表紙に貼ってますね。

ざらっとした紙質に描かれてるのは、
湯気が出るくらい熱いスリランカミルクティかな?(練乳をたっぷり絞ったマグカップにティポットの中の濃いめの紅茶を高い位置から注ぎ込むと泡立った甘ーいスリランカ🇱🇰のミルクティの完成◁◁文中より引用)
これね激甘だと本に書いてますが、一度は飲んでみたいなぁ🫖

装画や装幀もチェック😁
お名前もチェックしちゃう指差し
こういう隠れたとこ大好きな私(笑)



ではひとくち感想。
外国人の入管行政に伴うかなり重いテーマで、長編小説でしたがハラハラドキドキ「次はどうなっちゃうの?」の連続でした。

ミユキさん(夫とは死別で独身)は東日本大震災のあと震災ボランティア活動で知り合ったスリランカ人の自動車整備士の年下のクマラさん(あだ名はクマさん)の事を好きになります。

ある日ミユキさんが体調を崩し入院を余儀なくされた時、このままお母さんまでいなくなったら…と不安な娘のマヤちゃん(小学4年生)を優しく見守り励ますクマさん。
この件を境にクマさんとミユキさんは互いに必要な人だと認識し結婚を誓い3人の心が家族になりたいという思いが深まります。

ところが、結婚式を控えクマさんは会社側の理由で失業してしまいます。(実際は退職願を書かされていたのですが、理解できなかったクマさん。このことが、後の裁判でわかる)
焦ったクマさんは一生懸命に職探しに奔走。在留期限が迫ってることも失念。

それでもなんとか婚姻届を無事出し終え、入管へオーバーステイのことを相談に行く途中、警察官に職質され入管施設へ収容されてしまいます。

好きな人と一緒にずっと日本で住みたい》という家族の強い信念が入管施設へ収容されたことを不服とする裁判へと導き、高校生になったマヤちゃんの証言が判決を大きく突き動かして、クマさんは晴れて在留資格を得ます。気がつけば面白くて📖読み切ってました(笑) 

小説は娘のマヤちゃんが『きみ』へ語りかけるように綴られてます。『きみ』が誰かは読まれた方のお楽しみとしますハイハイしーっ🤫

『やさしい猫』をタイトルにした中島京子さんの思いも原作を読めば伝わってきます。小説は紆余曲折がありながらも最終的にはハッピーエンド😂 

外国人の入管法に基づく職員の対応や収容者に対する厳しい現実、そこまでするの?みたいな場面もあり(日本国としては法律にのっとり正当な対応なんでしょうけれど)正直なんだかモヤモヤもやもやしたものが残りましたが、小説はオススメの一冊です。

この本を選んだきっかけはNHKドラマ『やさしい猫』を見て、原作も読みたくなったんですよね。ドラマの最終回(録画済み)はまだ見れてないですが、本とは違うのかな?そこも気になるところです。  



早く録画見たいーっ🤭


そして次は何を読もうかな(⁠灬⁠º⁠‿⁠º⁠灬⁠)⁠♡


では、今日はこのへんで。
またね飛び出すハート