こんにちは。
たずねてくださってありがとうございます。
兎野喫茶店(架空)店主のワタシが
こだわりの珈琲を淹れながら、
その香りの向こうに見える日々の風景や気づきをひとり言としてつぶやいております。
仕事や行政手続きなど、
説明を聞き取らなければいけない場面って日常生活でよくありますよね。
今日は、そんな場面での
ASDのワタシと相手の人とのやり取りから
気づいたことを書いていきます。
ワタシの特徴
ワタシは
「聴覚情報の処理が苦手」です。
加えて
「混乱する状況が続くとパニックを誘発する」というところもあります。
ですので、
・口頭のみでの説明、伝達
・長文の説明、伝達
・イメージ像が浮かばない抽象的な説明、伝達
・早口
・抽象的な言葉
・語彙量が多い説明
・見通しや順序立てのない説明や状況
(話を聞いても、ワタシ自身が見通しや順序立てを思い浮かべられないとき)
・1時間以上の説明(脳疲労が限界に達する)
⋯等々の場面が苦手です。
実際に公の場でパニックを起こしてしまったこともあります。
(以来、行政手続きやスマホの契約など、
難しい会話をしなければいけない時は、体調の良いときを選んで行くようにしています。もしくは、誰かに付き添ってもらうとかね。)
職場での聴覚情報処理の混乱
ワタシの職場は喫茶店です。
オーダーは口頭でキッチンに伝えます。
キッチン担当は耳で聞き取り、
暗記して作業します。
オーダーは言い方の規則性があり、
キッチン側もその規則性に基づいて、
自分が担当する箇所を注意深く聞き取っています。
が、
昼の混む時間帯は、
ホール担当も急いでオーダーをいうので、
(混んでいるので、仕方ないのことなのです。)ワタシの耳には全く残りません。
しかも、混んでいるので連続して3テーブル分のオーダーが流れてくる。(←“流れてくる”と感じている時点で、ワタシの脳に残っていないことがわかるでしょ。(笑))
で、脳疲労を起こし、蓄積するとパニックを誘発する原因となっていました。
(現在は、ワタシ専用オーダークリッパーを手作りして、全てメモしているので、とても楽になりました。詳しく知りたい方は、よろしければこちらの記事をどうぞ。)
以前言えなかったけど今は言えること
ここからが、本題。(前置きが長くてごめんなさい。)
聴覚情報処理が苦手、
脳(思考)の混乱でパニックを誘発する
という課題にどう対応してきたか。
ズバリ!(言い方が古い?)
「ゆっくり言ってもらえますか?」と頼むです。
ズバリ!とか言った割に普通でしたね。(笑)
職場のオーダークリッパーのように、道具の工夫で乗り切れる場面は、それで良し。
でも、
行政の窓口や、何かの手続き、難しい説明を聞き取らなければいけないやり取りは、
メモを取ろうにも、メモ自体が追いつかないときも多々ありました。(電話で説明を受けるときもそうですね。)
診断を受ける前のワタシは、
相手にお願いすることができませんでした。
聞き取れないワタシが悪いんだ、と思っていました。
でも、今は、そんなふうに思っていた過去の自分にごめんねって言っています。
「ゆっくり言ってもらえますか?」って相手にお願いすることは、全く悪いことじゃないですよね。
自分の体調を守るために必要なお願い事です。
そして、お願いすることで会話の内容を理解でき、相手とのコミニュケーションが成立するのですから、双方にとってよい結果になります。
会話やコミュニケーションは片方だけのものじゃないですから。![]()
言えるようになってからの景色
職場で初めて言ったときのことです。
ワタシ![]()
「◯◯さん、今日ワタシ体調が良くなくて、聞き取りができないので、もう少しゆっくりめにオーダーを言ってもらってもいいですか。」
スタッフ![]()
「OK!わかったよー。」
すんなりOK。
実はまだこの時期、お願いをしていいかどうか迷っていた頃でした。
体調を崩して何週間も休んでようやく復帰したときで、
休んだ自分やみんなと同じにやれない自分はダメだなぁって思っていたので。
だから、スタッフ仲間にあっさりOKしてもらえたことや、自然にさーっと接してもらえたことがとても嬉しかったし、
心の負担感を感じない接し方をしてもらえたことがとてもありがたかったんです。
そして気づいたのは、
なーんだ、素直に頼めばいいんじゃん。
ってこと。
自分に無理や我慢をさせる必要はなくて、
自分が困ったときは
素直に相手にそれを伝えて
助けてもらう。
そして、ありがとう って気持を伝える。
ゆっくり言って欲しいってお願いしたら
相手に悪いかな?って考えていたのは、
ワタシが勝手に思い込んでいただけで、
相手がどう感じるかは、
相手の都合なんですよね。
もし、稀に、
相手の人が「私の言い方が悪いっていうの?!」とお怒りになったとしても、
それは、その人の都合なわけです。
たまたまその瞬間にお腹が痛くてイライラしていたのかもしれないし、
その日、悲しい出来事があって気持ちが沈んだまま窓口業務をしていたのかもしれないし。
職場で素直にお願いできた一件をきっかけに、
自分が聞き取りやすいやり方を、
相手にお願いするという事に
チャレンジするようになりました。
主に
行政窓口や病院、
電話で説明を受けるときなどに試みています。
先日も市役所の窓口の人に
「ゆっくりめに話してもらっていいですか?」とお願いをしました。
ちゃんと説明をゆっくりにしてくれました。
ありがたかったです。
言うのはタダですしね。(笑)
言ってみてうまくいかなければ、
それはそれで流す。
受け止めてもらえたらラッキーくらいな感覚で言ってます。
(Lightにそう思えるようになるまで何年もかかってますけどね(笑)
そして、ありがとうございます!って感謝を伝えたら、双方にとって気持ち良いコミュニケーションになるし。
そう思える方が、素敵だなって思うし。
そんな自分でいたいなって思うし。
おまけ こんな伝え方も言ってます
「ゆっくり言ってもらえますか。」
のほかにも、
「順序立てて説明してもらってよいですか。」
「(自分で)図にあらわしてもよいですか。」
「メモを取るので、待ってもらえますか。」
「◯◯という言葉の意味がわからないので教えてくさだい。」
「内容を確認させてもらってもいいですか。」
等々、
結構しつこく(笑)会話の内容理解のために、食い下がっているワタシでありました。![]()
