ここ数日、文化祭などで仕事休みがあり、
本棚の整理でもしようかと思い立った。
少し古本屋に売らないと、本が入りきらない。
で、まず思い立ったのがコレ。
- W/F ダブル・ファンタジー/村山 由佳
- ¥1,780
- Amazon.co.jp
2009年1月発売。
村山由佳の作品は大好きだから、発売とほぼ同時に買った。
でも、文庫ではなくて単行本なだけに持ち歩くこともできず、
本棚のこやしになっていた。
最近文庫化したこともあって、やっとその存在を思い出した。
文庫で買い直すかどうかが悩みどころ。
しかも、一度も開いていないまま売るのはさすがに悔しい。
というわけで、開いてみた。
おちた。
「魅かれた」でも「はまった」でもない。
気分で漢字をあてるなら「墜ちた」![]()
どこが良いのかというと、私の足りない語彙では説明できない。
説明できないもどかしさに息苦しくて涙が出る。
(そういえば、「村山由佳は私が唯一泣ける作家だ」と
数年前に言ったことがあったな。)
一口に「性愛小説」と言い切ることはできない。
本文中の言葉を借りるなら、
「官能をつきつめた先にあるもの」であり、
「広げた風呂敷をあえて畳まぬようなもの」なのだ。
「畳まない風呂敷」の上に横たわって
のたうちまわっている自分が見える。
と同時に、離婚して鴨川の農園を出て東京に移住し、
昨年再婚して軽井沢に移住した作者自身の一部なりとも
作品に投影されているのではないかという
下世話な好奇心もくすぐられた。
文庫購入は即決定。
本棚の整理は以前として進まないまま。