今日は冷たい雨、今夜いつものbarで待ち合わせ。
私は造形大の院生。月に一度都会から帰ってきてはいつものbarへ行く。
あるbarのバーメイドとも飲みに行く仲にもなっている。
最近、そのバーメイドと飲みに行った時に知り合った男性がいる。
その男性は同い年で不動産会社の新入社員。
出会いは、やっぱりbarだった。彼は一人で飲みに来ていた。
少し寂しげだったが何か光るものを感じた。
私は群れるのが嫌いなほうで、彼に何か惹かれるものがあったのだろう。
バーメイドは声をかけた。彼女は社交的でそういうのには慣れっ子のようだ。
彼の落ち着いた様子は、新入社員とは思えないほど堂々としていた。
酒は焼酎の水割り、飲むに連れ段々と打ち解けていった。
私は建築志望でもあったので不動産業の彼とは話が弾んだ。
趣味や旅行の話もした。とても楽しかった。
今日はバーメイドのいるbarで彼と待ち合わせ。
閉店時間が早いため閉店後バーメイドと3人で飲みに行くようになっている。
閉店時間が10時30分、私は9時にすでに来ていた。
カランカラン、ドアの開く鈴が古くさく鳴り響いた。
彼が来た。と振り向くと、
坊主頭とセカンドバッグを持った胡散臭い男が入ってきた。
なんとも言えない時代錯誤の二人に驚きを隠すのを必死でスマホを見ていた。
坊主頭はフライトジャケットを着た小坊主もう一人はゴルフウェアーにセカンドバッグを身につけたとっちゃん坊やだった。
