流産から1週間が経過した。

 

 

 

私の身体と心は、ゆっくりではあるけれど、着実に回復している。

 

飲んでいる子宮収縮剤の影響で、出血量はかなり少なくなった。

安静指示下だったが、お腹にプーちゃんもいないし、近場に出歩くくらいはしていた。

妊娠の影響だった食欲増進は鳴りを潜めたが、普通に食事はできている。

夜に眠れないこともない。

 

 

未だプーちゃんを思わない日は無い。

ただ、プーちゃんを思い出して涙する日はほとんど無くなり、逆に、プーちゃんを思うと気持ちが安らぐようになった。

トイレのプーちゃんコーナーには、日に何度も話しかけている。

 

 

 

 生まれ変わりとは?

 

 

主人に相談して決めたこと。

プーちゃんコーナーのお花は、四十九日まで欠かさず飾りたい。

四十九日を過ぎたら、プーちゃんをイメージした小さなお人形を飾ろう。

 

 

 

以前紹介した本に、なるほどと思わされた一節がある。

 

 

 

 

この本によれば、たとえ流産や死産であっても、完結した立派なお産であること。

それにより、赤ちゃんの使命は全うされていること。

 

だから、お空に還った魂がお腹へ戻ってきてくれたとしても、体が違えば別の人間として扱わなければならない。

その赤ちゃんはまた別の使命を持って、宿っていること。

こんなことが書かれていた。

 

 

 

端的にいえば、次にお腹に宿った子を" 生まれ変わり "と扱うのは、その子の人格を否定しているも同然…というわけだ。

また同時に、お空に還った子の選択さえ否定しかねない問題である。

(※もちろん考え方は人それぞれであり、別の考え方を否定するものではないため、あしからず)


10週5日で還っていったあのプーちゃんは、プーちゃんだけ。他の何者にも代えがたい。

 

 

 

この話をすると、主人も大いに納得したようだ。

 

 

 

今はただ、プーちゃんの魂が、早くお腹に戻ってきて欲しいと願う日々である。

戻ってきてくれたときは、プーちゃんの弟か妹として、大事に大事に愛情を注ぎたい。

きっと、お空のプーちゃんも見守っていてくれるはず。

 

 

 

本来、スピリチュアルは否定派の私だが、流産後は天国や、見えないものの存在などが心の拠り所となっている。

人間、弱っているときは宗教にのめり込みやすいというが、まんざらでもない話だ。

今の私なら、怪しい壺でも喜んで買ってしまうかもしれない。

 

 

 

 流産1週間後の経過受診

 

 

流産当日の夜間救急受診時に予約した、流産1週間後の経過観察受診。

もともと妊婦健診で予約していた枠だった。

 

 

 

入室すると、娘妊娠時のMFICU時代~産後まで、主治医であったT女医がいた。

 

先生「大変だったね……」

 

どちらかというと事務的なタイプの先生だが、この日は非常に親身に寄り添ってくれた。

こんなふうに優しい言葉を投げかけてくれるんだ、と失礼ながら驚いた。

 

私「はい…先生に一度も診てもらえないまま、終わってしまいました…」

 

この先生に、妊婦健診して欲しかったな。心から残念に思う。

 

 

 

 内診結果について

 

先生「内診の結果、上のお姉ちゃんのときもなったのと同じように、子宮内に血の塊が出来ています。あのときよりはマシだけど、大量出血の恐れがある状態ね」

先生「今後、血の塊が出る分にはいいけど、鮮血が大量に出るようなことがあればすぐ受診して」

先生「本来は次回1カ月後の受診だけど、心配だから、2週間後にも一度見せてもらえる?」

 

 

 

調べたら「子宮復古不全」に該当しそう。

娘の産後にも同様の症状になり、しばらく経過観察後、血が枯れて事無きを得たのだ。

今回はそのときより血の勢いは弱いようだが、油断はできないとのこと。

 

体質か、年齢の問題だろうか。

 

自宅安静は解除でいいが、すぐに妊娠前のように動き回るのはNG。

様子を見ながら、徐々に普通の生活へ戻っていくぶんにはOKらしい。

明日から、保育園のお迎えは再開できそうでひと安心。

 

 

 

入浴も解禁された。

急に寒くなり、シャワーだけでは体が冷えてしまっていたから地味に嬉しいポイント。

 

 

 

 病理検査について

 

夜間救急の担当医には、結果が出るまで約2週間と言われたけれど、主治医曰く「約1カ月」かかるとのこと。

次回2週間後の受診時か、遅くとも1カ月後の受診時には報告してもらえることに。

 

 

 

なお、病理検査の内容は胎盤検査のみらしい。

胎児の染色体検査については、第一子が健常児で産まれているし、プーちゃんの成長も平均的だったから、不要だと思うとの見解だった。

私としては、初期流産にあたるし、染色体の異常も気になっていたところだが、主治医がそう言うのなら仕方ないか。

 

先生が懸念しているのは、絨毛膜羊膜炎などの胎盤の病気らしい。

もちろんそのセンも心配である。結果報告を座して待つのみ。

 

 

 

 妊婦健診初診の採血結果について

 

初診時に横になりながら大量の採血をされたが、その項目内で、流産に直結しそうな異常が無かったか気になっていた。

相談すると、すぐにカルテを見直してくれ、結果を印刷してくれた。

 

 

 

結果は、全項目異常なし。

同時におこなった子宮頸がん検査も異常はなかった。

 

 

 

 不妊治療の再開時期について

 

本来は流産後1カ月が経過してからが望ましいとのこと。

私の場合、子宮復古不全もあるため、今から1カ月後(流産6週間後)の受診にて、子宮内が綺麗になっているのを確認できたら再開OKになった。

ちょうど、プーちゃんの四十九日目前の時期にあたる。

 

 

 

早くプーちゃんが戻ってきて欲しいあまり、不妊治療再開を急いていたけど、「もう少しゆっくり休んで」のメッセージかな、と思った。


血が止まったらよもぎ蒸しに行きたいな。

のんびり温泉にも浸かりたい。

そうやって心と身体を休めながら、たまごを迎えるための体づくりをしていけたらいいな…。

 

 

 

 切迫流産・切迫早産予防について

 

第一子で30週破水、今回10週で流産という経歴を見て、先生が提案してくれたことがある。

 

先生「整腸剤に含まれる酪酸菌という菌が、予防に効果的といわれているんだ。今後の不妊治療のためにも、今から始めていいと思う」

 

あとで調べたところ、確かにそういった論文をネット上でも拾うことができた。

 

 

整腸剤は日常的に飲んでいるが、この酪酸菌が含まれるのは「ビオスリー」のみだそうだ。

早速処方してもらったが、市販で買えるものでも効果は変わらないらしい。

 

 

 

 

眉唾物かもしれないが、整腸剤は飲んで損するものではないし、もし今妊娠中だったり、妊活中の人は習慣化してはどうだろうか。

論文に載っている改善数値は、決してバカにできない水準と思う。

 

 

 

なお子宮内ラクトバチルス菌とは競合しないため、ラクトフェリンやラクトフローラと併用は可能だそうだ。



 

 

  

 

 

 

 

受診後は、久々にひとりでランチをして帰った。


流産後はあまりがっつりした物を受け付けないため、カフェ飯くらいがちょうどいい。

元気な頃は(物足りなそうだな)と思い入店をためらっていたスープ専門店。今はボリュームがちょうどよく、ほっこりスープで体が温まった。





ショック後の後遺症みたいな感じで、頭がボーッとして、あまり深く物を考えられない状態が続いている。

仕事は自営業のため、自主的に休業中。

焦ると心に傷が残りそうなので、焦らずにゆっくりと、心身のリハビリに努めたいと思う。




いつも応援ありがとうございます。