唐毅の帰宅を待っているうちにどうやら
眠ってしまったらしく気が付いた時には
寝室のベッドで寝てて隣には唐毅…
寝顔を見ていたら決意が鈍ってしまい
込み上げる涙を我慢すればするほど
四年前の色んな思い出が鮮やかに見える
それでもやっぱり…別れたくない
ベッドから降りかけた瞬間後ろから
[…小飛…どこにも行くな…何でもしてやる
お前の涙が一番辛いんだ…!離れることを
考えるなら俺を殺してくれ!頼むから…]
滅多に感情的にならないはずなのに
一瞬心が揺られかけたが抱き竦めてくる
力強い腕を思い切って振り離した…そして
[…あの日俺は…無理矢理覚醒剤を打たれて
気が付いた時には…身体中に…汚いんだ
唐毅…もう俺を解放してくれ!愛しているから
だからもう…違う人を探して欲しいから
今までありがとう…例え離れたとしても
一生会わなくても…愛しているから…
さようなら…]