小飛と出逢う前は正月休みなど興味無かった
だが…同居し始めた年に初詣に行って
賑やかな場所は正直言って苦手だったが
はぐれないためにと腕を掴まれたのだが
決して嫌な感じでは無くて…不思議な感覚
そう言えば小飛には両親もいるはず
帰りの車内でふと気になり聞いてみると
[俺の両親はずいぶん前に離婚しているんだ
おまけに警察官になると宣言した途端に
両親特に母親からは…絶縁されたから
父親のとはたまに電話したりしている]
知らなかった…両親がいない自分とは違って
両親とは仲が良いのだとばかり思っていた
そして一生ずっと側から離れないからな)
ヤクザだと承知でずっと愛し続けてくれて
服役中には非番の日を潰してまで会いにきた
未だかつてこんなにも愛してくれたのは
小飛が唯一の例外なのかも知れない
だからなのか…庇って腕を大怪我したり
ホンイエを庇って腹部を撃たれてしまい
そして最後には…手を掛けてしまった…
愛する存在をもうこれ以上無くしたくない
極秘裏に入籍したのはriskを承知の上だと
守りたい…もう二度と同じ過ちは沢山だ
