起こさないようにそっと起きかけたら
後ろから海青がしがみついてきたが…
[…一人にしないで…言飛…行かないで]
細い腕を掴むとそのまま胸の中に抱いた 
[…泣かないでくれ…泣かせたくないから
まだ声が掠れているな…怠いだろうから]
そう言いながらもまたシーツの上にと
Kissをしているうちに…また抱いてしまう
三年前よりも少し痩せた身体に刻み込む
感じている顔を見ていたがしばらくしたら 
[…顔を見ないで…恥ずかしいから…]と
自虐心を煽っているのか…無意識なのか 
耳元に唇を近づけて普段言わない単語で 
一瞬固まっていたがやがて背中を見せて