図書館ですれ違ったあの綺麗なのに
見上げるほど長身で…笑顔が優しくて
うっかり借りた本を落としてしまった
[大丈夫?重そうだから貸してごらん]
そう言って僕の手から本を取り上げて
貸し出しカウンターに行ってしまった
後ろから見ていただけなのに…何故か
ドキドキしてしまうなんてあり得ない
スポーツをしているのかな…筋肉質だ
そしてそのままランチに誘われたのに
[…大丈夫です…ありがとうございました]
そう言った瞬間抱き寄せられて唇が重なる
舌がやや強引に入ってきてビクッとした
でも…絡め合ううちに頭が霞んでしまう
ウエストを引き寄せられるとしがみつく
上顎の裏をさらに舐め回されて…そして
[…忍耐力が試されるなんて…可愛いよ
名前は…?]耳の中にまで厚い舌が入って
[…あっ…晏李です…っ舐めないで下さい]
涙目で訴えているのに嬉しそうな表情で
[大学生?慶品軍と言う名前なんだ…Kiss
気持ちいい?もっと触って欲しい…?]
首を縦に振ると一旦離されてしまったら
[二人きりになれる場所に行こうか…それとも
怖いなら…送ってゆくけれどどうしたい]
狡い…思わず見たらまたKissをされてしまう
品軍さんがエンジンをかけた音を聞いて
