"今日は会議や打ち合わせが多いから
先に寝てて構わない…起こすかも知れない"
まだ午前中なのに至近距離で囁いてきた
言飛を送り出すと家中の窓を開けてから
久しぶりに大掃除を始めることにした
言飛と暮らしてから二度目の春を迎える
シーツや二人の服などをランドリーへ
ふと鏡に何気なく視線をやると…気付いた
鎖骨の薄い皮膚に鬱血痕が無数にある
一瞬にして昨夜の記憶が蘇ってしまった
出張から帰ってきたことが嬉しくて…
濃いKissをしながらも自分から求めてしまい
おまけに言飛の背中に爪痕を付けてしまう
謝ったのに言飛はあのsexyな声で
[出来れば…噛んで欲しかったな…海青
消えてしまうのが本当に残念だけどね]
どうしようかと思っていたのにやがて
腰を右手で引き寄せられると触れるKiss
もっともっと触れて欲しいなんて…言えない