何時もの時間より少し早めに起きたら
既に唐毅は起きたらしくいなかったので
着替えると一階のキッチンへと向かうと
甘い匂いがしてきた…たぶんパンケーキ
そっと後ろから抱きついてやるとやがて
[良く起きられたな?小飛…身体ばきついか
だいぶ無理させたから…]正直言ってまだ
身体は怠いけれども…顔を広い背中に
押し付けて[…聞いて欲しい事があるんだ
明るい内容じゃないけど…]思い切って言うと
前に回した手の上から包み込みように
[そう言えばまだお前の家族の事は考えたら
聞いた事はなかったな]調理しながらも
ちゃんと話しを聞いてくれている幸福感に
泣きそうになったので誤魔化すみたいに
[腹減った!早く食べて出かけるんだろう?
俺は昨夜はもう疲れたから運転してくれよな]
