もう無理ですと訴えているのに…
激しくなってゆく彼に聞いて貰えない
[俺を愛しているなら…まだ余裕があるな
ほら……互いに両想いだから…]
長くて逞しい首にやっとしがみついたのに
不意打ちにKissされてまた涙が溢れて
色素の薄い切れ長の瞳を微かに見開いたら
[可愛いよ…お前は…一緒に暮らそうか?
離したくないからもう…返事してくれ]
望んではいけないと…遊びなのだと決めて
だから今日を最後にしなければって
嬉しいのと夢なのかって…俯いているのに
[こんなにも誰かに執着するのは初めてなんだ
もうお前を一人にはさせないと約束する]
本気なのだと改めて感じたらまた涙が出て
[…諦めようって…僕がまだ子供だから
あなたは遊びとか気まぐれなんだって
僕だけが好きなんだって…でも一緒にいたい
愛してます…初めて会った時からずっと]
額をくっつけてやっと告白して…すると
抱き上げられたと思ったらいつの間にか
[…まだこれからだろう?だからもう泣くな
泣かせた夜だけお前を離さないと約束する]
濡れた頰を彼の胸にすり寄せながら
