公園で再会したあの日から…止まっていた
時間が再び動き出した…あの後すぐに
車に乗せられてしまい動揺している間にも
車は2時間ほど走っていたが謝炎はずっと
僕の手を痛いくらいに握って離さなかった
そっと見ると…瞳が微かに濡れていて…
握り返すと謝炎は一瞬驚いた表情をした
そして強い力で引き寄せられて思わず膝の上に
申し訳ないのと服を汚したく無くて
起き上がろうとしたが大きな手で押さえて
[いいから…遠慮するな徐念…寝ていろ]
恐る恐る膝の上にまた頭を預けるとやがて
髪を撫でてきて…久しぶりに感じた体温に
いつしか僕は…眠ってしまった