彼の手が…やがてそっと…降りてくる
思わず身体を捩ってしまい…それでも
離したくない一心でしがみついているうちに
抱き上げられてしまい至近距離で見つめ合う
恥ずかしいのを堪えて見つめていると
ふっと笑ったかと思ったら顎をそっと持ち上げ
[お前は…本当に…可愛いよ…抱いてもいいか?
出来るだけ優しくしてやるから]鼓動が…
逞しい首に縋り付いているだけで充分なのに
やがてベッドにそっと降ろして貰うと
彼がネクタイを解く仕草に見惚れてしまい
視線に気付いているはずなのに…余裕な表情
シャツを脱ごうとしていたら…彼の方から
[服を脱がすのも男の楽しみだって知らないのか?
お前にプレゼントした時から脱がすと決めてた]
両腕を上げていると少し乱暴な手つきだけど
感じてしまうなんて…そして抱き寄せられて
彼の重みを…静かに…待った