まだ微睡みから戻って来れない…ずっと
背中を撫でて貰っても身体の震えが…
唐毅の胸元に顔を押し付けていると
[大丈夫か…?小飛…痛く無いのか?無理を
させ過ぎたからな]耳元で囁かないで欲しい
黙っている自分をどう思ったのかやがて
唐毅の手が背中を滑り降りてきたと思ったら
[…止めろって…もう無理だから…休ませて
くれって…唐毅ってば…]自分でも情けないけど
それなのに唐毅は益々…[…まだ濡れているな
身体は正直だな…止めて欲しいのか?]
そう言いながらも唐毅の動きは激しくなって
筋肉質の身体に精悍で綺麗な顔…堪らない
引き寄せてくる自分よりも力強くて大きな手
唐毅の言った通りになってしまった
カーテンの向こう側は既に明るくなっている
