白洛因とは高校の卒業式を最後に会わなかった
自分が卒業してすぐに英国へと旅立った後に
洛因が実家まで会いに来た事を義母から
"…顧海…実は洛因があなたに会いに来たのよ
でもね…私が見たのは後ろ姿なの"まさか
驚きの余りに何も言えなかった…後悔した
あの女さえ余計な事を父親にリークしなければ
だが…もう遅過ぎた…そして北京から出た
大学在学中に会社を設立したがその後は
一度も北京には帰国せずにいた何故なら
洛因に会えば強引に抱いてしまう予感があった
10年間の間には遊びの相手と一夜限りだった
どんな男たちを抱いても無意識に比較してた
取り引き先からも絶え間なく見合いが持ち込まれ
だが…どうしても満たされないままでいた
そんな時に新しく始める事業のために
10年振りに帰国して…懐かしいのと一緒に
洛因の顔が…探してみるべきなのか…?
だがいきなり音信不通になった自分を決して
洛因は恨んでいるかも知れない…そして
もしかしたらもう結婚していても可笑しくはない
そう言い聞かせていたはずだった…なのに
