[蓮の華と孤独な陛下]1陛下はいつからか孤独感に飢えていた 幼なじみで許婚の王妃がいるにも関わらず南庭の蓮のが見たくてその日の夜陛下は従者が漕ぐ舟に乗って南庭へとしばらくは月夜に照らされる蓮を見ていたが ふと視線を遣ると一つの蓮が光り輝いて舟を側に寄せてから手を伸ばした瞬間妖艶な美貌の男が浮かび上がってきた…抱き抱えて王宮内に戻ったが出迎えた王妃は…いいようのない不安しか…覚えず