去年も一昨年も
なんだかんだ言って
「メリークリスマス」のメールは送ってた。

彼は徹夜で仕事してる時期だから
クリスマスに会えたことはなかったけど

一昨年は26日に日付が変わったけど深夜に会えて
去年は23日に会えたんだった。

でも今年はメールも送らなかった。

当たり前だけど。





手帳を見ていたら
1枚のメモがまだ残っていた。

あの日の、メモ。


2年前の12月

彼の結婚が発覚したあの日。


彼を呼び出して直接真実を聞こうと思って
彼を待っている間に書いておいたメモ。


会ったら何も聞けなくなってしまうかもしれないと思って
待ってる間に気持ちを落ち着かせて
聞きたいことを書き出した。

すごく乱雑な、走り書きのような字。

手は、震えていた?

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結婚してること
結婚式は?
いつしたのか
奥さんを愛しているのか
子供は?
私のことどう思っているのか
これからどうするつもりか
どうしたいか

私が他の男と同じようなことをしたら?
私に好きな人、彼氏ができたら?

どんな気持ちで結婚したのか?

結婚前後にも私と会って関係を持ったのはどういうつもりか

セフレとしてキープしたいから?

お互い好きな気持ちがあるなら
気が済むまで会って一緒にい続ける?

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こんなに書いて心の準備をしておいたのに
結局本人に聞けたのは
このうちの半分以下だったかな。


彼に会ってもなかなか言い出せなくて
聞き出せなくて
真実を確かめるのが怖くて怖くて…


しばらくして泣きながらやっと聞けたのが
「結婚…してるの…?」だった。

泣き崩れちゃってまともに話なんてできなかった。



あのメモを捨てずに残しておいたのは
あの日のショックと悲しみ、彼のしたことを
忘れないようにしたかったからかもしれない。


不倫という理不尽な恋愛に溺れて
勘違いしてしまわないように

彼の愛に溺れてしまわないように

あのメモを見れば
すぐにあの日の記憶がよみがえって
恐怖すら感じる。


人は悲しいこととか、
傷の痛みを忘れるようにできているという。

それが良い作用だと思うこともあるけど
不倫から抜け出すためには、
私にとっては必要な痛みだったんだと思う。


あのメモは、私にとって
冷静になるための、特効薬のようなもの。


それでもあれから2年も続いてしまったわけだけど…。


もう捨てようかな。


2年前の自分を思うと
今でも泣けてくることがある。

でも、いつか全部
いい思い出になる日が来ると信じたい。


そのためにも、もういい加減
2年前のあの日の痛みとも決別しようと思う。