仕事からなかなか解放されず…


ペタのお返しもコメントもできていなくてすみません。








うちにあるあの人の物は、しまったまま。


クローゼットの、奥の奥に。



結局別れられていなくても、それを出すことはなくなった。





少し前に、彼は着替え用にデニムのハーフパンツを持ってきて


それを置いていった。


うちにいる時はそれを履いている。




でも、ある日


「デニムは暑いな~。スウェットパンツない?」



そう聞かれて


「ないよ」 と答えると



「じゃあ買っておいてよ」


彼はそう言った。




私は無言。




心の中では


『なんで私があなたの着替えを買っておかなきゃいけないの?

どうせ捨てるハメになるんでしょ。

いつ終わりになるかもわからないのに。

私は彼女じゃないのに。

私たちは未来なんてない関係なのに。不倫なのに。

これ以上あなたの物が増えるのはいやだよ。

これ以上離れられなくさせないで。

いつまで続ける気? いつまでうちに来る気?』



こんなことを思っていた。





あの人、どれだけ思い上がっちゃってるんだろう。


どれだけ安心しきっちゃってるんだろう。




私が彼のことを大好きで


彼が結婚しててもそれでもいいほどに自分は愛されてる


不倫でもいいくらい愛されてる


この女はきっと俺から離れられない



そんなふうに思っちゃってるのかしらね。






「会いたかった?」


「俺とこうしたかった?」


「大好き?」



先日もいつものようにこんなことを聞かれたけど


返答に困った。




そんなに会いたいわけではなかった。


別にセックスしたかったわけでもない。


大好きかどうかも、わからなくなってきた。






あの人は


「かわいい」 「かわいいね」


何度もそう言いながら、私を求めた。



そう言われても


『そんなぁ~嬉しい♡』 と思うこともなく


胸がきゅんとすることもなく


笑ってしまった。



「あはは なに、かわいいって?」 って。




「だってかわいいから興奮しちゃうんだよ。

momちゃんといるとすごくムラムラしちゃうんだよ」


なんて言っていた。





ふーん。


かわいいか?私。


スッピンだけど?


セクシーな格好なんてしてないけど?


なんでそんなに興奮できるの?





それでも複雑な気持ちとは裏腹に


体だけは素直に反応してしまう。



そのことに、どこか安堵している自分もいた。




体が反応しなくなってしまったら、本当に愛が冷めたときだろう。




いつか、そんな日が来るんだろうか。




あんなにも求め合った私たちが、求めなくなるときが。


体から拒否反応を示すときが。







私の心はもうどこか壊れてしまっているのかもしれない。



ただ、体だけは彼を受け入れるし、満たされるような気にもなる。





そして、居心地の良さも、変わらずにある。



これが一番やっかいなのだけれど。



これがある限り、離れるのは難しいんだ思う。




気持ちは離れていってるように感じるのに…。




もしかしたら、彼に対しては“情”で離れられなくなっているのかもしれない。



“愛”ではなく、“情”。




それってすごく曖昧で区別がつきにくい。



もしかしたら今でも彼を愛しているのかもしれないし。






でも、大丈夫。



ちゃんと離れるから。






必ず終わりは来る。



終わりにする。