昨日の夜
彼にお別れのメールを送ろうと思って
下書きフォルダに保存されたままになっていたメールを開いた。
「大好きだったよ」って、伝えたかった。
その文字を入力しながら
泣いた。
大泣きしてた。
この恋を振り返った時に思い出すのは
あんなに泣いてばかりで
いつも苦しんでいた自分だったのに
昨日のあの時 思い出したのは
泣いてる自分なんかじゃなく
彼との楽しい思い出ばかりだった。
大したデートなんてしたことないけど
旅行だってしたことないけど
頭の中にフラッシュバックされたのは
彼との何気ない日々だった。
彼のどうしようもなく調子のいい言葉だったり
笑顔だったり
手をつないで歩いたことだったり
一緒に寄り添って眠ったことだったり
一緒にお笑いの映像を見てふたりで爆笑したことだったり
私の作ったパスタを「うまい」と言って食べていた姿だったり
マッサージしてあげて気持ち良さそうに喜んでいた姿だったり
あげたらキリがないほど
彼と過ごした時間の楽しかったできごとが、いっぱいに広がった。
声を殺して泣くなんて、できなかった。
気づいたら、声を出して泣いていた。
まるで子供みたいに。
お別れのメールを開いたままの携帯を握りながら
ずっと泣いていた。
結局
また、送れなかった。
ダメな私。
弱い私。
どうして?
どうして送れないの?
あんなに大好きだったから?
それとも
まだ好きだから?