独身彼とのデート中



ふと思い出した


既婚彼のこと。





私はだいたいいつも「生絞りグレープフルーツ~」なドリンクを頼むんだけど


先日のデートでもそれを初めに頼んで


それがテーブルに運ばれてきたとき。




自分で絞ろうとしたんだけど、


握力が弱いから?なんかすごく疲れちゃって、うまく絞れなくて。



それで、彼に「絞ってほしい…」ってお願いしてしまって。



もちろん、彼はそれを引き受けて絞ってくれたんだけど。




そのときに



あぁ


そういえば、あの人(既婚彼)は、いつも


私があれを頼むと


何も言わずに、運ばれてきたそれを自分の方に持っていって


勝手に絞ってくれて


それを渡してくれたっけなぁ…



って、ふと、思い出した。




当たり前のように


いつも


そうしてくれたなぁ




ああいうところが、大好きだったなぁ。




さりげなく、押し付けがましくなく


優しかったり、頼もしかったりしたなぁ




本当に、大好きだったなぁ。





あー



なんか涙出てきた…。







あの人の顔も


声も


温もりも


感触も



最近は思い出せないでいたけど


わざと思い出さないでいたのかもしれない。




泣くのが 怖くて。





やっぱり、大好きだったなぁ。





あの大きくてあったかい手で頭を撫でられるのが


大好きだった。



あれをされると、いつもキュンってしちゃってたなぁ。




もうあれをされることはないのかな…。






早く、ちゃんとお別れを告げなきゃ。




意気地なしなんだから、私は。





怖いんだろうな。



別れを告げるのが。


彼と本当に終わりになってしまうのが。


彼から本当に離れてしまうのが。





でも、本当に


いい加減、言わなきゃね。





最後




勇気を出して


強くならないと。