ついこの前


久しぶりにお酒を飲んだ私はほろ酔いだった。



飲んでいたのは彼の職場の近くだった。



彼が恋しくなってしまった。



お店を出て駅で解散してから、私は彼に電話をかけた。



自分から電話をしたのなんて、何ヶ月ぶりだろう?


それくらい珍しい行為だった。


酔っていなかったらできなかった。




終電間近でもうすぐ0時になろうとしていた。




彼が電話に出た。



あ、お家で奥さんと一緒じゃないんだ


そう思った。



彼はまた徹夜期間で仕事中だった。




ご機嫌な私の様子に彼はおかしいと気づいて


「酔ってるでしょ?」と聞いてきた。


「ふふふ、ちょっと飲んでたんだ~」と返す私。



何を話したかもよく覚えてないくらい、曖昧な会話をしたんだと思う。


でも、彼から言われたひと言で、私は怒った。



「仕事忙しいから今日は相手できないや。ごめんな」



彼にそう言われて私は言った。



「今日じゃなくたって、いつも相手してくれないじゃん!」



「なんだよ、それ」 と言った彼に



「もういい!帰る!!」 と言って電話を切った。




「帰る」って…


別に一緒にいるわけでもないし、勝手に帰れば?って感じだよね。。




駅のホームで電話を切った私の目には涙が溢れた。



でもたくさんの人がいるから流れそうになるのを必死に堪えた。



だけど電車から降りて駅から家までの道で、涙をこぼしていた。




家に着いても泣いていた私は、電話をかけたことを後悔していた。



やっぱり電話なんかかけなきゃよかった。。




ふん!なによ、なによ!


どうせいつも放置で相手なんかしてくれないくせに!


ばか!


あんなやつ、嫌い!!




酔っていた私は、その思いをメールにしていた。


そして、それを送ってしまっていた。



「きらい」



そのひと言を、仕事中であろう彼の元に送ってしまった…。




そのままウトウトしてしまって、気づいたら明け方になっていた。



目を覚まして酔いからも醒めた私はハッとした。



自分の送ったメールと、自分からかけた発信履歴を確認。




ギャ~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!!



私ったら、なんてことを…!!



はぁ…これって最大級にめんどくさい女じゃん。。




そして彼に謝罪メールを送信して、改めて就寝。




朝目覚めて携帯をチェックしたけど、彼からメールの返信はなかった。




結局、その日が終わっても彼からメールも電話もなかった。




あーあ…



ついに本当に嫌われちゃったかな。。



酔って電話なんかしたからだ…



バカだな~私って。。





「またね」の矢先のできごとだった。



自ら「またね」を台無しにしてしまったような気がして

後悔していた。