昨日は水郡線の本運転初日でしたが、大学病院に行く日だったのと鉄道ファンがトラブルを起こしていると言うニュースを聞いたため出撃を見合わせていました。

そして、試運転で頑張りすぎた反動で調子があまり良くなかったので、もう一つの予定もキャンセルしようと思っていました。



けれど、夕方になってヨドバシカメラからメインで使っていたカメラの再修理が完了したと言う連絡があり、昨日のうちにカメラを受け取ることができたので、思い切って出かけてきました。

学生の頃から何度となく通ってきた東北道をノンストップで仙台より北の古川まで飛ばし、一休みの後夜明け直前に目的地に着きました。



岩手県遠野にある通称めがね橋。



宮守の道の駅に隣接した鉄道の橋りょうで、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモチーフになったと言われています。

(よく見ると手前に古い橋桁がありますが、モチーフになったのはこちらの古い橋ではないのかな?)

朝の気温が-5℃。

うっすらと雪が積もっていました。



その時点で三脚がもう20~30本は立っていました。

冬タイヤが無い人たちが水郡線に流れてそんなに人がいないだろうと思ったのは私だけではなかったようで、後から続々と集まるカメラマンは、良い場所がほとんど無くなっているのに驚いていました。



暗くなり始める頃には、無理に割り込もうとする人と、朝からいる人との間で摩擦が生じるなど、ピリピリした空気があたりを包みました。

そして、17時50分。

汽笛とともにゆっくりゆっくりSL銀河がやってきました。

写真で見るよりずっと暗く、シャッタースピードが稼げずSLをぴたりと止められませんでした。

でも、銀河鉄道のイメージは伝わるのではないでしょうか?













この汽車にジョバンニとカムパネルラは乗っていたのだろうか?

この汽車は星々の間へと旅立っていったのだろうか?

そんなことを思わせるような、初めてのSLの夜間撮影でした。