12月1日の試運転の記事を先に載せましたが、11月29日の続編を。
走っている姿の撮影が終わってのんびり機材を片付けてから、終着駅の常陸大子駅に行きました。
SLは、まだ駅のホームに止まっていたので入場券を買って見に行きました。
途中まで雨の中を走ってきたので炭水車の後ろには細かい水滴が沢山付いていて、そこにお日様が当たりキラキラしていました。
水郡線はワンマン運転なので、ホームの端には確認用のミラーが取り付けられています。
この後SLは、整備のために客車と切り離されて、駅の構内を移動します。
こういうイベント列車の時は、鉄道ファンだけでなく、普段汽車を見る機会のない地元の人が沢山見に来ます。
私は、お年寄りや小さいお子さんを連れた方など、歓声を上げながら汽車を見ている様子を見るのが好きです。
SLは所々で止まりながら構内を移動していきます。
動き出すたびに「ポッ!」と汽笛を鳴らすので、大人も子供も大きな音にビックリ。
驚いて泣き出すお子さんもいます。
フレキシブルコンテナ(フレコン=丈夫な袋状の容器)に入った石炭をクレーンを使って補給します。
石炭を補給した後はバックで車庫を通り抜け、水を補給します。
ここまでは他の出張先でも同じような作業をするので、ある意味見慣れた光景なのですが、この後初めて見る光景が待っていました。
機関車の上に乗った係の人がドーム状の部分のふたを開け、水色のバケツで灰色の粉を注ぎ込んでいました。
これは、上り坂などで動輪が空転しないようにまくための砂を補給している様子です。
ドーム状の部分は砂箱で、下に向け放射状に3本砂を通すパイプが伸びています。
千葉に来た時は平地ばかりで砂をまく必要がなかったためか、この作業は見たことがありませんでした。
まさかバケツで補給するなんて・・・。
知らないことがいっぱいあるなと思いました。