7月の初めに、我が家で飼っているオオクワガタのさなぎを紹介しました。
このさなぎは、蛹室(ようしつ)という繭のような部屋にきのこが生えてしまったため、園芸用の吸水スポンジで自作した人工蛹室に入れていました。
数日前に飼育箱を覗いてみたら、色が変わっていました。
さなぎの薄い皮膚の下に成虫の殻が出来上がって、まさに羽化の直前という感じです。
この時期は、非常にデリケートなのでそっと棚に戻しました。
それでも好奇心を抑えきれず、12時間後にまた取り出してみました。
一見するとグシャグシャに見えますが、順調に羽化が進んでいます。
羽は、はじめ白っぽいのですが、時間がたつにつれてこのように飴色になり、さらに黒っぽくなっていきます。
さらに12時間後、クワガタらしい姿になりました。
でも、まだからだが固まっていないので、さわったり出来ません。
普通、蛹室の中で2ヶ月くらいかけて体の状態を整えてから外の世界に出て来ます。
元気にえさを食べ始める日が楽しみです。