我が家では、クワガタのブリードをしていますが、成虫が死んでしまった後のケースがいくつもそのままになっていたので、先日庭に出てまとめて洗っていました。
何気なく、横の方を見たら、春に水上で採ってきたスミレの鉢植えに見たことのない蝶がとまっていました。
慌てて家の中からカメラを持ちだして写真を撮ってみました。
とても鮮やかな模様でした。
近づくとすぐに飛び立ってしまいましたが、じっとしているとまた戻って来ました。
はじめは上の方に写っているラベンダーの花の蜜を吸いに来たのかと思いましたが、ファインダー越しに見ていて、おしりを伸ばして産卵しているように見えました。
何回飛び立っても、ラベンダーではなくスミレの葉に戻って来ました。
少しずつ近づいたのですが、ここまで撮ったところで逃げていってしまいました。
標準レンズだったので、大きく撮れなかったのがすごく残念でした。
また、スミレの葉を見て見たのですが、卵が無かったのでそちらも残念でした。
羽の形から、タテハチョウの仲間だろうと見当をつけて調べてみたのですが、千葉県の動植物図鑑には載っていませんでした。
いろいろ調べてみたら、ツマグロヒョウモンというチョウの雌だとわかりました。
ヒョウモン=豹紋。
羽の模様が豹柄になっています。
このチョウの食草はスミレで、元々は温かい地域に生息していたのが、温暖化の影響か、生息域が関東まで広がってきているという事がわかりました。
虫好きとしては、こんな綺麗なチョウを見られたことは嬉しいのですが、それが温暖化の影響だというのは、何とも複雑な心境になりました。