今日は、10月末から11月初めに撮ったSL写真の中から「夜汽車編」として何枚か紹介して最終回としたいと思います。
まずは、10月29日のC11です。
夕方、会津若松駅に到着してから、すぐに転車台に来るだろうと5、6人のカメラマンと待っていましたが、予想以上に時間がかかり、日が暮れてしまいました。
そのおかげで、夜汽車が撮れて良かったです。
通常、シゴナナが通ってくる線路の脇で待ち構えていましたが、別の線路から走ってきたので新鮮でした。
いつも、只見線の気動車が止まっている線路から一度転車台に乗り、バックで灰かきや、給水をする場所に移動しました。
満月ではありませんでしたが、ちょうど月が綺麗に出ていたので、「月とSL」というタイトルで1枚。
ヘッドライトの光の具合がお気に入りの1枚です。
シゴナナだと、ぴったりの転車台も、ちび助が乗ると前後にスペースがあって、大きさの違いを実感します。
電球の明かりと、現役時代と変わらない機関士さんの服装がなんとも言えない懐かしさを感じさせてくれます。
次に、10月30日のC57です。
野沢駅の手前で日没になりましたが、津川駅まで追いかけて夜汽車を撮りました。
停車時間が長いので、ホームには乗客だけでなく、カメラを持った人達がたくさんいました。
(この写真を撮った時、発車前で乗客は全て列車に乗った後なので、写っている人達はみんなSLの見物人です)
よく見ると、左側の民家に「SLばんえつ号のたび」という電飾がついていました。
ホームの明かりが消え、ヘッドライトがハイビームになるといよいよ発車です。
煙突から出る煙が白から黒に変わり、汽笛を鳴らし、汽車がゆっくりと動き出しました。
この次の磐越西線は、12月末のクリスマストレインです。
ここ数年雪が無かったので、今年は雪景色の中を快走してもらいたいと思います。
数日にわたって紹介してきました撮影旅行の様子でしたが、最後までおつきあいいただきありがとうございました。