昨日の日記で、航空祭の来場者が約27万人と書きましたが、何故、今年、こんなに沢山の人が集まったかというと、世界トップレベルのアクロバットチーム「サンダーバーズ」が来日したからです。
サンダーバーズが1994年に初来日した時、運良く見る事が出来たのですが、ブルーインパルスでもすごいと思っていたのに、更に数段上を行くアクロバットにショックを受けた事を覚えています。
その後、9.11テロでショーが中止になったり、2004年に来日した時は、秋雨前線の雨で一度も飛ばずに終わったり(百里基地でずぶ濡れになって見ました)と、なかなか見る機会に恵まれなかったため、今回はものすごい人が集まったのです。
今回も、朝まで雨が降り、予報でも雨となっていたのに、奇跡的に天候が回復し、雲の間から青空も顔を出す中でのフライトとなりました。
ブルー以上に前の人垣が厚く、残念ながら離陸が見られませんでした。
この後の、ロール・オン・テイクオフというのが凄いのです。
アフターバーナー全開で短距離で離陸し、直後に脚をしまい、そして、機体を回転させながら上昇するのです。
15年前、これを見て度肝を抜かされましたが、今年は人の影で見えませんでした・・・。
離陸後、一気に5000メートルまで上昇し、反転急降下をします。
シャッターチャンスを逃しましたが、客席の目の前で2機が高速ですれ違います。
写真だと、すれ違ったもう1機のスモークが写っています。
ブルーインパルスでも同様の演目がありますが、迫力が違います。
客席からかなり遠い所で2機が交差。
写真では、それほどではありませんが、生で見るとぶつかるのではないかというハラハラ感がある演目です。
すぐ横で見ていた小学生の女の子は、飛び跳ねて「凄い!凄い!」と感激していました。
4機がダイヤモンド隊形で上昇・下降をする間をソロ機が抜けていきます。
超音速で飛ぶ事が出来るF-16Cが、ヘリコプター並みの超低速で観客席の前を通りすぎます。
写真だと、左上に飛んでいくように見えますが、機首を大きく上げながら真横に飛んでいます。
この密集隊形に息をのみます。
密集隊形のまま大きく宙返りをします。
演目はもっともっとありますが、今日はいつも以上にたくさん写真を載せてしまったので、このくらいにします。
世界トップレベルのアクロバットに、会場の人々は惜しみない拍手を送っていました。
次、いつ来日するかわかりませんが、その際には一見の価値がありますので是非、基地まで足を運んでみて下さい。
長々とおつきあいありがとうございました。
つづく