昨日行った靖国神社には、SLが静態保存してあります。

このSLは、戦時中「泰緬鉄道(たいめんてつどう)」と言って、タイとビルマ(現在のミャンマー)を結ぶ路線を走っていた機関車です。



第二次世界大戦では、日本から90両ものC56がタイに徴用されました。

その大半は戦地で失われました。

この31号機は、戦争を生き抜き、タイ国鉄で活躍した後、昭和54年に帰国し靖国神社に奉納されたものです。

(同時に帰国した44号機は、現在大井川鉄道で活躍しています。)




ういんちゃんのひとりごと

ういんちゃんのひとりごと

ういんちゃんのひとりごと

ういんちゃんのひとりごと

連結器が見慣れない形です。

ういんちゃんのひとりごと

後方から。


ういんちゃんのひとりごと
キャブをアップで。

石川県七尾機関区を表す「七」のプレートと、その上に泰緬鉄道のマークが。

ういんちゃんのひとりごと  

これが泰緬鉄道のマーク(鉄道記章)。


ういんちゃんのひとりごと
キャブの内部。


ういんちゃんのひとりごと
実は、この31号機が保存されている遊就館は、戦争の資料館となっているため、大砲(榴弾砲・加農(かのん)砲)や、零式(れいしき)艦上戦闘機五十二型(通称「ゼロ戦」といいますが、「ゼロ」は英語なので、正式には「れい」と読みます)一緒に保存されている他に例のない機関車なのです。




C56-31が、この平和な時代に静かに余生をおくれる事を祈ります。