未来を育む素敵なことを…
【2月2日・土曜日】
東京朝鮮高校生の裁判を支援する会の総会に引き続き、「2・2東京集会」が催された。集会のテーマは、「最高裁勝利をめざして! 朝鮮学校の子どもたちに笑顔を! 子どもたちの声にどうこたえるか」。
三五〇の席は埋められ、会場に入ることができず、舞台いっぱいに立った東京朝高学区のオモニたちの姿をようやく撮り、ロビーに漏れてくるオモニたちの声を拾った。

「末っ子がサッカー…部活の時間を割いて文科省前での金曜行動に……一時間、一日が貴重な時期に、自分ちの存在を認めてもらおうと行って、終わったら学校に戻ってきて部活…心置きなく学び、部活に勤しむことができるよう、勝つまで必ず戦い続けましょう」(東京第四)
「日本人の支えがあって…九年ぶりに助成金の申請を提出することができた…できることから、子どもたちの学ぶ権利のために…」(埼玉)
「高校生たちは誇りをもって戦つっている。民族教育を受け言葉と歴史を知り、誇りをもって戦い続けることができる。ウリハッキョはどんなことがあっても守る」(千葉)
「日本の高校を卒業したが、子どもたち三人は朝鮮学校に…娘は今年卒業する。その子どもたちが文科省前では笑顔がなくなる。どんなことがあっても笑顔を取り戻すために…勝利するために…」(西東京)
「昨年、文科省前で南朝鮮から来た支援者が…代表が必ず勝つ、われわれは勝つまで戦うから、と私たちを代弁してくれた。これからも共に闘うでしょう」(栃木)
四人の保護者たちは、それぞれの体験に基づき、子どもたちの笑顔を取り戻し、子どもたちの声に応える決意を述べていた。
参加者たちの拍手などで、そのすべてを聞き取ることは出来なかった。
司会役を務めた厳さんは、きっぱり言い切っていた。
「金福童ハルモニ[朝鮮学校支援を訴え続けていた、従軍『慰安婦』制度の被害者で平和人権活動家]の決して折れない、くじけないの言葉が…落ち込んでいられない。自分たちの未来を育む素敵なことをしているのだから…ウリハッキョをもっとボディシブに知らせて…『ウリハッキョ サランヘ!』の声を南に、世界に…」。
その話に、思わず会場前に厳さんからプレゼントしてもらったボールペンを見つめた。

統一朝鮮のシンボルであるブルーの朝鮮半島の隣にハングルで「우리학교 사랑해[ウリハッキョ=朝鮮学校大好き]!」の七文字、その下には「The Korean Mothers Network in Japan」が。「何か書くたびにウリハッキョを思い出すように…」との厳さんの言葉も蘇った。
会場からは、厳さんに促され、「朝鮮学校の生徒たちに明るい未来を届けよう!」のシュプレヒコールが聞こえてきた。
オモニたちのリレートークの前に、国連子どもの権利委員会に参加してきた金さんが話した。

…朝鮮学校で学んだからソウルやアメリカ、英国から駆け付けてきた同胞と意思疎通することができた。七〇年間朝鮮学校を…戦いはまだまだ続く。三世、四世も子どもたちのために…金、力、知恵がない時は時間を出せば…金曜行動で多くの中の一人として立つことも…これからも手を取り合って高校無償化、勝ち取りましょう。
そんな話も聞くことができて、力をもらった。
fb友達の東矢さんから「いろいろ思わされる集会でした。特にオモニのリレートークが感銘しました!」とのコメントが寄せられた。
*加筆して、『朝鮮学校のある風景』54号に掲載します。