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トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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「激しい」ぞ!朝高ダンス
1211日・土曜日】 
 やってくれました!! 東京朝高のダンスサークル!! 
「国連・人権勧告の実現! 1210集会」のオープニング、司会者が「試験期間中にもかかわらず…」「『私たちを見て』の音楽に合わせ…この歌は…」と、紹介が終わるや否やいきなり、「激しい」ダンスミュージック。八人の女子高生たちがリズミカルに踊り始めた。
 これまでも、高校無償化の関連集会などで東京朝高生による公演が行われてきたが、決まって少し物悲しい「チョゴリ」の歌と、「アリラン」と「赤とんぼ」の合唱だった。それがいきなり、髪を上下、左右に「激しく」揺らしながらのダンスだ。会場は、一瞬ざわめいたようだが、それも体内に響く音楽にかき消され、舞台に釘づけになっていた。
事前に聞かされてはいたが、正直ビックリした。東京朝高にダンスグループがあることは、この日初めて知った。
 会場前、チマチョゴリではない、ピンクの地に白色のローマ字が入ったTシャツ姿の朝高生を見て、話しかけた。
私・「正式な部活?」
女子高生・「違います。同好会…東京朝高コリアダンスチーム…」
私・「胸のローマ字は?」
女子高生・「意味がないのでは…」
私・「対外公演ははじめて?」
女子高生・「…神奈川の南武ハッキヨ…」
ピンクのTシャツも自前、各自が裾に切り目を入れるなど、好きなように手を加えてた。いつもは九人で練習しているのだが、一人が来られなかったとも話していた。
引率してきた教育会の呉会長は、次のような話を聞かせてくれた。
昨年入学してきた高トンムが「どうしてもやりたい」、「やらしてください」というので、私が顧問を引き受けて…。二年生が一人で、後は一年生…旧校舎四階の教室、鏡の前で楽しそうに踊っている、と。
メインの「우리를 보시」の曲が流れる。映画「ウリハッキョ」のテーマ曲だが、だいぶ「激しく」アレンジされていた。昨年、茨城にモンダンヨンピルが来た時、茨城の朝高生が、この曲に合わせて踊っていたが、それとはまったく違う、ダンスもだいぶ「激しい」ものだった。

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舞台の女子高生たちは、一言で、はつらつ、彼女らにスマホを向けるオモニたちは笑顔だ。


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 踊り終わると、高トンムがあいさつ。
「今年、創立七〇周年を迎えたわが校には、三世、四世の生徒が六〇〇人通っています。無償化から排除されるなど差別がつづいています。…私たちは負けずに勉学と部活に励み…これからもよろしく…」。
 会場からは大きな拍手が沸き上がった。
「南武ハッキョの時は、解放感もあり、若いオモニやアボジだったが、今日は圧倒的に高齢者…それに難しい話を聞きに来た人なので…」
そんな追っかけオンマの心配も吹き飛んだようだ。
 東京第五初中には、学父母にプロのダンサーがいて、だいぶ前からキッツダンス教室がある。学区の夜会の舞台で楽しそうにブレイクする児童・生徒は地元では見慣れた風景になっている。各地の朝高でも文化祭や卒業記念公演で男子生徒のパフォーマンスとしてダンスが披露され、拍手喝さいされるのをユーチューブで見たことがある。朝鮮大学校の学部ダンスは、朝大名物の一つになっている。
共和国の、ダンスのようにみえる「リュルトン チェジョ[律動体操]」、や、ソウルの水曜集会で踊られているダンスなども紹介してほしい。 
 そんなことを思うと、東京朝高のコリアダンスサークルが正式な部活として認められ、文化祭や運動会などで、その弾けるようなパフォーマンスが演じられるのもそう遠い話ではないと思えた。
 ×  ×
 「国際立憲主義の実現を! 国連人権勧告と憲法」をメインテーマにしたこの日の集会には、一七〇人が参加。朝高を卒業して日本の大学に通う女子大生が、高校無償化実現をアピールした。参加者は渋谷の繁華街をデモ行進した。
 
*新年一月に刊行する『朝鮮学校のある風景』41号に掲載します。