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トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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東京裁判・新年四月に結審

1213日・火曜日】

 「無償化」からの排除は違憲として六二人の東京朝高生が国に損害賠償を求め東京地裁に提訴してから二年一〇か月余り、ようやく新年四月に結審、七月判決が言い渡されることになった。

 一二回目の口頭弁論が行われた一三日、夕方から報告会が催された。主催者の「東京朝鮮高校の裁判を支援する会」が準備した二五〇の席は、開場一五分前には埋まり、開場後も幾度となく椅子を加え、三〇〇枚のプログラムが足りなくなっていた。都内だけではなく、埼玉や西東京、千葉のウリハッキョの先生たちと、朝鮮大学校からもたくさんの学生たちが詰めかけたようだ。

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 今回初めての証人尋問について三人の弁護士が報告した。これによると、被告側の二人の文科省役人は、「だれがどう見ても」、「どう考えても」、「理屈に合わない」、「後付け」、「言い訳」に終始したようだ。

一方、普段の学校生活や「無償化」からの排除が決まり、原告になるまでの心の葛藤などについて述べた原告側の二人の答弁については、「最大限のことはやってくれた」と、称えていた。「後輩たちが『普通の学校生活』を過ごせるような社会にしてほしい」との言葉に、弁護士たちも気持ちを引き締めたようだ。

現在一人は朝鮮大学校に、もう一人は日本の大学に通っていると紹介された。

報告会では、三人の東京朝高の先生のアピールがあった。誰もが話せる一般的な訴えではなく、自分にとっての「高校無償化」をテーマにしたスピーチで、参加者たちの好感を得た。

 中でも、「高校無償化」法が成立した時、高三の担任として卒業生を送り出した先生の話には心打たれた。…その子たちは卒業した後も「無償化」で何か動きがあるたびに連絡をしてくる。卒業したというのに、後輩たちに「宿題」を残したようで、まだ気持ちは卒業していないのではないのか。心が痛む。彼らに真の「卒業証書」を一日も早く渡せるよう、「無償化」実現に向けて尽力する。…

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集会は、「声よ集まれ、歌となれ」の合唱で終わった。

…どれだけ叫べばいいのだろう…ただ当たり前に生きたいのだ…声を合わせよう共に歌おう…

三年前の二〇一三年、日比谷野外音楽堂で、朝鮮大学生が歌い始めた歌だ。三年以上もの間、文科省前での「金曜行動」で歌え継がれている。

まだまだ、叫ばなければならないようだ。


* 加筆して新年1月に刊行する『朝鮮学校のある風景』41号に掲載します。