東京中高文化祭2017 | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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東京中高文化祭2017
【6月11日・日曜日】
 校門から旧校舎前は朝鮮と民族教育の展示、体育館前の特設ステージと文化会館では公演、多目的ホールでは美術部による高校無償化特別企画、チマチョゴリ、パジチョゴリで一枚パチリの写真館、朝鮮相撲にウリマル教室、お化け屋敷は今年初めての企画だ。「ウリナラのお化けが待っている」とのことだ。七輪を囲んで八~九人の生徒が汗だくで肉を焼くのだが、焼肉丼が間に合わない。ご飯を入れた丼を持った人がタッカルビの屋台の前に長い列を作っていた。ヘラを両手に持った生徒が鉄板の上の鶏肉を上手に炒めていた。冷やしきゅうりと冷やしうどんの売り子は校内を行ったり来たりしていた。運動場ではサッカー部の親善試合だ。

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 天候にも恵まれ、どこに行っても人だかり、特設ステージでテコンドー部の演武に合唱、舞踊部が「パッピョンの舞」を踊るころには、横切れないほどの人で校庭は埋まっていた。

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 校門から旧校舎前の展示は、従来地味な存在だ。共和国の名勝地、平壌のホテルと観光、グルメスポット、そして東京中高生の学食と一日案内、高校無償化の関連展示も、けっして華やかとは言えない。それでも生徒たちは通り過ぎる人に一声をかけ、説明していた。

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 担当は、一か月後に、修学旅行で祖国訪問をすることになっている高級部三年生だ。それなりに事前学習をしている。
私・「一番行きたいところは?」
男子生徒・「白頭山かな…」
女子生徒・「中二の時に行ったので、平壌の市内がどのように変わったのか楽しみ…金剛山に行けないのが残念…」
私・「食べたいものは?」
女子生徒・「アイスクリームに…」
男子生徒・「大同江ビールは飲めないので、断然、冷麺です」
かれらから、平壌に行ったことが知れると「これからのこと」に不利に働くと、修学旅行を断念するトンムがいるのは残念だとか、「朝大に行ってもいい」とかの話も聞けた。歯科技工士を希望する女子高生は、「ウリハッキョに行って子どもたちに歯科指導をするのが夢です」と、高三はただ一人だという陸上部の男子生徒は、箱根駅伝に出るのが夢だと、語ってくれた。
「聞きたいことはたくさんあるのですが…差別的なことを言ってしまわないかとか、どこまで聞いたらいいのか…何しろ朝鮮の方と話すのは初めてなもので…」。そんなことを言っていた東海大学の女子大生もしばらくすると笑顔で朝高生と話し込んでいた。

*加筆して『朝鮮学校のある風景』44号に載せます。