久しぶりに文科省前で「無償化」を叫ぶ
【3月11日・金曜日】

「定期アルバイト」の休みがとれ、久しぶりに文科省前で、「無償化」排除反対を叫んだ。
卒業式を前に朝鮮大学校の学生の姿はない。これまでもそうだが、試験や休みなど、学生たちが参加できない場合でも、大人たちが頑張る「朝大生につづく勝手に金曜行動」を続けてきた。
スタート時間の四時少し前に着いたが、すでに「無償化」連絡会の長谷川代表がマイクを握っていた。
「朝鮮学校にも高校無償化を!」ののぼりと、「朝鮮学校はずしにNO」、「…補助金復活を!」の横断幕が風になびいていた。底冷えがする。この日、ソウルの日本大使館付近でも六一回目の「金曜行動」が行われたが、花冷えで気温が上がらなかったようだ。
左右で二人がリーフレットを配っていた。ポケットから手を出して受け取る人は多くはない。リーフレットを持った人が通ると、思わず「有難うございます」、「読んでください」と、声をかけていた。
…町田では地元の朝鮮学校との交流が続いています。学芸会が楽しみ…朝鮮学校は地域と共に歩んできました。…朝鮮学校を政治の駒に利用することがあってはなりません。大人が差別を助長しては…。文科省の皆さん、しっかりしてください。公的な機関が差別を…許されません。…
三七年間、教職についていた元教師は、この日が「3・11」だということもあって、被災地での朝鮮学校の地元住民への炊き出し、食料提供の話を織り込みながら、速やかな「無償化」実現を切々と訴えていた。
fbには、「何時も日本人支援者の方々ばかりだったので何となく申し訳ない気持ちがある金曜行動でしたが…今日はお顔を見られて…」とのコメントが寄せられていた。仕事とはいえ、参加できないのが歯がゆく思えた。
*5月下旬刊行の『風景』に掲載します。