文科省前での金曜連続行動 | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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【11月29日・金曜日】
鮮大学生による「文科省で働くみなさまへの呼びかけ」・秋の陣。今回は8回目だ。
4時10分スタート。大学生の参加者がいつになく少ない。いつもは3つ並ぶ横断幕も一つだ。むしろ合流した英文の横断幕を持ったオモニ会のメンバーが多いように見えた。
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「呼びかけ」が始まった。
「朝鮮学校のみを制度から除外することは明らかに差別です」。学生は、つづいて大阪での「火曜行動」について「語り」はじめた。10日前に、「火曜行動」に参加したばかりだったので、終わった後、その「呼びかけ文」を見せてもらった。
 「毎週火曜日、大阪で年配の方々がわが子のために戦い続けているにもかかわらず、あなたたちは見向きもしない。大阪府庁前の火曜日行動でうたわれている歌の中に、こういう歌詞があります。
 
 君たちが大きくなったら この写真を見せてあげよう
 あなたのハルメハルベが オンマアッパが
 毎週火曜日 何のために 誰を思い立ち続けたかを 誰のために立ち続けたかを
 ……
 声枯れるまで訴えつづけたかを 誰のために訴え続けたかを
 
 私たちは過去の民族教育を守るための戦いの教訓から得た団結という心強い味方と共に、踏まれても繰り返し立ちあがり、声をあげて戦っていきます。
 
 徐々に学生の数が増え、二番手にマイクを握った男子学生は原稿も持たず、「文科省へのみなさん」に向かって、声を荒げて訴えていた。
 時折吹く風で、ゼッケンが舞っていた。
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チラシを渡しながらも、立ち止まる通行人には、丁寧に「呼びかけ」の趣旨を説明していた。その学生は、政経学部の1年生だと言っていた。3、4年生は他のイベントへ。1年生は、もともと人数が少ない上に、部活で来ることができなかった学生が少なくなかったようだ。
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オモニ会のメンバーは、文科省は3年間も子供たちと保護者の期待を裏切り続けてきたと、次のようなことを語っていた。
 政府が国家的に差別するという暴挙である、朝鮮学校への無償化不適用は、様々な差別やいじめについてお墨付きを与える結果となりました。自治体の朝鮮学校補助金不支給という差別の連鎖を生み続けています。
 文科省は教育の場において真の国際化に向け転換すべきです。そのためにもまずは、植民地時代から続けてきた在日朝鮮人への差別をやめることであり、日本に残ってしまった旧植民地民族の子孫への民族教育の権利をしっかりと保障することであります。また、それが当たり前であることを国民にしっかり周知させることです。その第一歩がこの無償化問題ではないでしょうか。
 
 「私たち保護者は絶対にあきらめません」という声が、響き渡っていた。  
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 遅れてきた2人の学生がゼッケンを付け合流した。
「政経の何年生?」
「文歴です」
「文歴はたしか先週?」
「人数が少ないと思ったので、今日は『助っ人』ということで…」
いつの間にか、朝大生が掲げる横断幕も2つになっていた。
4時15分過ぎ、今度は制服を着た男女が合流した。大学生ではない。足立区にある東京朝鮮第4初中級学校の中学3年生6人とのことだ。文科省前に一列に整列すると、大学生と声を合わせて、「無償化適用せよ」、「民族差別すぐにやめよ」を叫び始めた。
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 放課後、部室ではなく、文科省前に中学生のバッグが並ぶ姿に、誇らしくもありながら、胸が痛んだ。大学生たちは着こんでいたが、中学生は制服、後ろ姿は寒そうだった。
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ハンドマイクを握った、西東京第1初中級学校のオモニ会会長は、文科省の建物に背を向けて、まず学生たちに向って語り始めた。
 …学業に専念すべきトンムたちをこのような場に立たせてしまって…中学生までも…オモニたちは力を合わせて…
 そして文科省に向っては「あってはならないことが行われている。外交的、政治的理由って…朝鮮学校、朝鮮人に対する差別以外のなにものでもない。いつまで行うつもりですか?…文部科学大臣。聞こえますか、この声が、私の子どもたちは外交問題の人質ではありません。いつまで辱めるのですか。…私たちはあきらめません。その覚悟はできています」と。
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 「無償化」連絡会の長谷川代表もいつになく文科省への「怒り」を露わにしていた。
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  立ち止まって、横断幕にスマホを向けていた男性がいた。怪しいと思ってか、2人のオモニが駆け寄って行った。研究会のために来日した在米韓国人とのこと。オモニたちはウリハッキョのことと日本政府の差別の実態をみっちり英語と韓国語でレクチャーしていた。
彼が足を止めたのは、「英文の横断幕の効果?」。先週、お目見えした英文の横断幕が早速、大切な役割を果たしたようだ。 
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 赤と黄色い旗を掲げ、「安上がりな教育反対」などを叫んでいたデモ隊が文科省前に差し掛かると、ゼッケンを見て、「無償化排除反対」、「連帯するぞ」と、何度もシュプレヒコールしていた。オモニたちも振り向いて、「反対」、「ありがとう」を連呼していた。
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5時が過ぎると、朝大生たちは「オモニたちありがとうございました」、オモニたちからは「朝大生チョッタ」、「必ず勝ちとりましょう…力を合わせて…」との声が飛んだ。「現場」で出会った東京第4と西東京第1のオモニたち同士もまた、エール? 携帯番号を交換していた。
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最近の日本と韓国の社会を見ながら思うこと。それは声を上げ続けないと、民主主義も、平和も「劣化」し、「後ずさり」してしまということだ。同胞の権利、ウリハッキョも同じだと強く思わずにいられなかった、ひと時でもあった。