【9月30日・日曜日】錦山書道塾の作品展へ
台風接近で、一部JR線の間引き運転が伝えられていたのに、盛況でした。
東京チェーサムの児童の作品を撮って、すぐに帰ろうと思っていたのですが…。

「第3教室」- 東京朝鮮第3初級学校の児童の作品が19点、展示されていました。
「羽ばたく」「大志」「松竹」-いかにも書道塾らしい二文字です。
「壬辰」「장군」「동무」「국어」-ウリハッキョらしい、
それにしても「生活」は?

学父母の姿もちらほら、たくさんのハラボジやハルモニが孫の作品を見に来ていました。
オモニが指差しいるのは、息子の作品なのでしょう。アボジは腕組みしてながめていました。
チェーサムの学父母です。男子児童はチョッと得意げに、「作品」を語って? いました。

1年生の児童の作品は、他の「教室」(学校)の児童と一緒に特設コーナーに並べられていました。
写真付き。渾身の「一文字」と言ったところです。

各「教室」の風景も写真で紹介されていました。
東京チェーサムの「習字教室」を2度ほど、『風景』に書いたことがあります。
○風景1-2011年7月11日です。
…3階の理工室では、「習字教室」の準備が進められていた。先生は、同胞が主宰する書道塾から派遣された日本人だ。この日は日本語の練習で、ハングルは同胞の先生が教えに来ているようだ。
チェーサムは教室に冷房が入っているので…」と、ホッとしている様子だ。
一年生から六年生まで、30人くらいが在籍しているようだ。4年生になるとサッカーやバスケットボール、舞踊など他のクラブに移る児童も少なくないと、話していた。
……
習字教室」が始まった。1年生は「山」、2年生は「山川」、3年生は「竹うま」で、5、6年生は「生命」だ。
何枚か書き終わると、一列に並んで先生の指導を受ける。女子児童は、ほめられたのか、笑みがこぼれていた。
……
隣の「習字教室」に戻ると、男子児童がやらかしていた。
「山」の字を書くのだが、最初の縦線が横にずれ、それを修正しているうちにどんどん太くなってしまったのだ。先生の指導でもう一度。今度は、「山」と「川」の字がくっついてしまって、もう一度書き直しだ。隣の児童は「川」の字の書き順がでたらめだ。
「山」と「川」の二文字を書いていたので、二人とも2年生だ。
それでも、最後まで書き続けていた。最後は立ちあがって、「これでどうだ」とばかり、気合が入れて書き上げていた。机に載りきらない「作品」が、足元に積まれていた。
4月の授業参観の日、「私が働いていて、早く帰ってきても寂しい思いをさせるので、学童保育のつもりで習字教室に入れた」と、あるオモニが話していたが、児童たちは、その時間も楽しく過ごしているようだ。(『風景』9号 12~14頁)

○風景2-2011年12月15日の出来事です。
低学年の児童が一斉に下校していく。その一方で、手提げカバンを手にした児童が3階の理工室に吸い込まれていく。習字教室だ。先生が「アンニョンハシムニカ」といって入室する児童の名前を確認すると、「準備しなさい」とウリマルで話しかけていた。
児童たちは「新しい先生?」と、首をかしげながらも、硯と筆を出して半紙に向かう。そして「準備できました」と、先生に声をかけていた。いつもそうしているのだろう。
先生は自分の手を児童の手に添えて文字を書き始めた。「京」の一文字だ。書き終わると児童は「コマッスミダ」。この日の課題は、1、2年生は「京」で、3、4年生は「丸い」、5、6年生は「美味しい」だ。
私・「この前は日本人の先生が教えていましたが?」
夏の熱い日、日本人の先生が「第3は教室に冷房が入っているので…」と、ホッとしていたことを思い出したからだ。
先生・「ピンチヒッターです」
いつもは埼玉のウリハッキョで教えている。4年生と2年生の児童を東京チェーグーに送るオモニだとも話していた。 (『風景』11号 18~19頁)
チェームの児童や、卒業して東京中高に進学した卒業生とも会うことができました。
女子児童は私服だということもあって、大人びて見えました。

何度か、学校での「習字教室」をのぞいたことがありますが、展示会は今回が初めてです。
受付にいた高校・大学の同級生や、毎週テニスをしている同級生の娘さんも出品していたのですが、2~3年だというのに達筆と言うのでしょう、それらしく「読めない」字を書いていました。
受付で突然筆を突き付けられ?一瞬ひるんでしまった私と違って、「教室」に通っている児童は、筆の持ち方も道に行ったもので、自分の名前を誇らしげに書いていました。
来年、児童と一緒に学んでみないかと誘われ、その気になっています。ik
