先週の土曜日(7月16日)、松本にある長野朝鮮初中級学校に行きました。
NHKの朝の連続ドラマ「おひさま」の舞台-信州松本です。

1999年に竣工した校舎です。
「沿革史」によると、1969年に東筑摩郡の麻積村聖高原に仮校舎での開校後、
校舎は、麻積村日向の日本学校の廃校舎、松本市蟻ケ崎など3回移転しています。

併設されている幼稚園です。ボディーペインティング?の時間?
「オセヨ」、「カセヨ」-先生はウリマルで幼児に話しかけていました。
幼児たちは意外とおとなしく、一人暴走する、そのような輩はいませんでした。

記念写真を撮って、プールにドボンです。
「ゾウ組」と「ひよこ組」に分かれています。「ゾウ組」が年長組でしょう。
この日のボディーペインティングとプール遊びは、ゾウもひよこも一緒でした。

ドボンの前に順番に水道で身体を洗うのですが、「おしっこ出ちゃった…」、そんな子もいたりして…。
サンバイザーをした先生たちもドボンです。
「千里馬トラクター、起重機が走る…」軽快な共和国の歌が流れていました。

幼稚園の廊下の壁に、「カナタラ」の「ハングル版」(日本語のあいうえお)の
ポスターが貼りだされていました。

朝鮮の幼稚園で、韓国の教材? 使えるものは使う-共存していました。

1階では、幼稚園と初級部(小学校)の低学年が学んでいました。
土曜日なので、制服ではなく体操着での登校です。
正規の授業が終わったのか、どの教室も少しのんびりムードです。

急に3年生が教室を飛び出していくので追いかけると体育館へ。
「夕日が背中を押してくる」-日本語の教科書を大きな声でそらんじていました。

それが終わると、今度はウリマルで「親しい友」を演じ始めました。
サッカーしていて…先生は「格闘技か」と、ダメ出しを出していました。
2階の高学年は、制服です。中級部と共に期末試験の真っ最中です。
3階の中級部の教室ものぞいたのですが、
緊張…とてもカメラを向ける雰囲気ではありませんでした。

動画サイトの「エルファネット」(http://www.elufa.net/)でも報じられた、
田植えの写真と感想文が貼ってあったり、

運動会の写真と感想文が貼ってあったり、

「本の紹介」です。「読書力」と「蝉しぐれ」はキム先生の「お薦め本」で、
もう一人のキム先生は「カラフル」で、教務主任は「太陽の子」を、
ソン先生は「ジーキル博士とハイド氏」、
パク先生は中1には「銀河鉄道の夜」、中2には「坊っちゃん」、
中3には山本周五郎の「さぶ」を薦めていました。

被災地のニュースも貼られていました。「月刊イオ」のコピーです。

「朝鮮と日本の民族性の違い」-「土用の丑の日」の話です。
まずは、「土用」と「丑の日」の由来の説明です。そして日本ではウナギ、
朝鮮では、「三伏」には、ポシンタン(犬のスープ)とサムゲタン(鶏スープ)を食べると書いていました。
犬については、「食べたことのある人によると、牛肉より美味しいそうですよ」とのことです。

愛知朝高の「寄宿舎だより」も貼られています。
「新入生」のコーナーには、今年同校を卒業して、
愛知朝高に入学した5人が紹介されていました。

試験が終わった中学生の教室をのぞくと、女子生徒は鏡に向かって髪をといたり、
扇風機の風にあたりながらおしゃべりをしていました。試験は残り一科目だとか。
どの教室にも男子生徒の姿はありません。
「男子は、あそこ」と言いながら、「更衣室」を指さします。
始業を知らせるチャイムが鳴ると、そこから男子生徒が一斉に飛び出してきました。
私-「なにか悪いことしてた?」
生徒-とんでもないという顔をしながら「プロレスごっこです」と。
更衣室は意外と広く、綺麗に片づけられていました。
女子生徒の方が圧倒的に多く、休み時間の教室は女子生徒に「占領」され、
更衣室が男子生徒のくつろぎの場になっているようです。

昼食の時間です。月曜から金曜日までは、校内の食堂で給食ですが、土曜日は弁当持参です。
この日は、4月から8月までに誕生日を迎える児童のお祝い会があるので、
低学年児童全員での昼食です。3人の先生はコンビニ弁当でした。

カップにチョコフレークを入れて、ポッキーをさして、アイスクリームを入れる。
その上にミカンかモモを載せて、ホイップクリームで覆って、

最後にチョコレートをかける。
「暑いから、溶けないうちに食べなさい」―
どの学校でも低学年の先生の声は大きいようです。

誕生日を迎えたのは6人。
順番に「私は6月18日に9歳になった○○○です」と、自己紹介します。
感心したのは、4月19日、5月31日など、誕生日が過ぎた児童は、
「○サルニ(歳に) テヨッソヨ(なりました)」と、
7月27日、8月3日、8月18日など、これから誕生日を迎える児童は、
「○サルニ デンニダ(なります)」との区別ができていることです。
1年生もです。先生もとても満足そうでした。

「デラックスなプレゼント」は、本でした。児童に合わせて選んだのでしょう、
ある児童の本のタイトルは『ゆっくり大きくなればいい』。それをみていた先生は
「そう、あなたはゆっくり大きくなればいい」と、うなづいていましたから。

プレゼントが終わると、まず誕生日を迎えた2人の1年生の男子がうたい、
2年生の男子、そして2年生の女子児童が2人、最後に3年生の女子がうたいました。
2年生の女子児童2人が前に出ると、「2人でKARAでしょ」という声がかけられるなど、
ほのぼのとした雰囲気でした。
「おかわりあります」との先生の一言に、児童は大喜びで行列を作ります。
このころ、幼稚園ではスイカ割りが行われていたようです。後から聞きました。

4年生の教室に貼ってあった「ウリマル 流行語」です。
何日か通えば、もっと楽しいことが書けたと思います。
「さすが」、「マジうざい!」、「当たり前じゃん!」、「マジむかつく!」、「最悪だ!」-
「クァアヨン」、「ノム チギョウォ」、「タングニジ」、「チンチャ ミチゲッソ」、
「クッチャンイヤ」―韓ドラで男女のやりとりの中でよく出てくる若者言葉です。
こんなウリマルがはやっている愉快な児童・生徒がいる学校なのですから。

「おひさま」の舞台-信州松本から「ウリハッキョを記録する会」のI・Kでした。

追・次は、稲刈りのときですかね。学校に隣接した田んぼです。5月に田植えをした稲が青々育っています。
