新刊紹介・「私の中の1948年朝鮮人学校教育事件」  | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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09年05年15日より配本開始

シリーズ・朝鮮学校の歩み Ⅶ

井津元久美夫・体験回想録

私の中の1948年朝鮮人学校教育事件

-アメリカ占領軍に抗して-

日文・A5・267頁・頒価2.680円


井津元久美夫(いづもと くみを) <井田一衛>

 「詩と詩人」同人、「山河」同人、「列島」会員

 「実験室」主宰、新日本文学会会員
 「四人の谷間」、「列島詩人集」、「徳島県の現代詩誌」(以上アンソロジー)他

 井田一衛詩集「寒冷」


目次

第一章 十八歳の少年に「占領政策違反・騒擾罪」

事件一週間後・留置場から拘置所へ

■全裸での検査の後、「向こう側」へ ■コンクリートの土間に裸電球の独房 ■眼が覚めると不思議と消えていた「怯え」 ■後ろ手錠のままで検事が訊問

検事が追認を強いたシナリオに反駁

■多くの労組が朝鮮人学校閉鎖反対運動に同調 ■安さんに誘われ府庁での交渉の場へ ■副知事らの突然の退席に騒然とした会議室 ■仕掛け網に捕われた小魚同然に囚われ ■驚き、府庁四階の留置場とは ■奇妙な主客転倒、検事の「目覚めの一撃」 ■朝鮮人聯盟からの辛い焼き肉の差し入れ

事件三か月後・軍事裁判で重労働三年の宣告

■生涯忘れることができない面々 ■日課は監房訪問と看守部長とのムダ話 ■監房での交流・1 後に衆院議員になった村上氏 ■監房での交流・2 朝鮮語教えたがるペチャウン ■「牢獄の蛆虫」とインキンタムシ ■生涯忘れることのできない金太一の名 ■無罪放免を信じきっていたが…実刑判決

大阪刑務所第三管区、囚人番号は三〇四

■威圧的な看守長の訓示に戦く ■嫌な声の看守、なかには「シンパ」の看守も ■名札の上部五ミリの赤い線が意味するもの ■これが世にいう「物相飯」に「小便汁」



第二章 戦時中は大阪へ、敗戦は故郷志和岐で

愛してやまない故郷・志和岐

■地名・志和岐の由来は和を志す岐(みち) ■海亀の背に乗り、めじろ捕りに興じ ■「南京陥落万歳」が最初の戦争の記憶

提燈行列から三か月ほどして大阪へ

■父の転職で小学三年生のときに転校 ■馴染めずまちこがれた夏休みの帰郷、愛犬の死 ■クラスは男女別学、七、八の朝鮮人も ■天皇の赤子、少国民としての教えをうけ

国民学校六年生、予測された開戦

■ラジオでの大本営発表、一瞬金縛りに ■のびのびとした天王寺中学の校風 ■二年生からはカーキ色の制服に戦闘帽 ■中学生とは名ばかり、軍需工場に通勤

滅ぶはずないと信じていた神国日本が

■全滅美化して「玉砕」、B29から焼夷弾 ■七月十日の大空襲、人びとは皆放心状態 ■故郷は平穏だったが、食糧難だけは大阪と同じ ■身も心も軽やかになる不思議な変身 ■十六歳になるぼくの決意―平和こそ絶対

大阪には戻らず、県立海部中学に転校

■マルクスにひかれ、細菌部隊の蛮行に驚き ■闇で没収した米は警官どもが山分け? ■なにを今さら「現人神」の「人間宣言」 ■敗戦の日の決意に近い、憲法九条に喜び ■専門学校受験にわざと失敗、小学校の代用教員に ■「阿土教育研究会」、腸チフスで隔離病舎へ



第三章 大阪刑務所へ、一年三か月で仮釈放

一か月の練成期間後、二人独居へ転房

■なにもせず、ただ息をしているだけの日々 ■ションベン汁の小石の温もりに浸る ■同居人は強盗・殺人の無期懲役囚

「チョーエキ」でない政治犯に好奇心?

■工場への初出勤、激しい恥辱感と怒り ■掃除夫に「異例の出世」、老金さんに遭遇 ■管区長「鬼のスズカン」との丁々発止 ■視察に来た進駐軍に抗議試み独居拘禁に ■待遇改善などを求め七日間のハンスト

第三管区から第二管区の被服工場へ

■「第三管区の暴れん坊」との噂がながれ ■器用な面々、夜は見張り立てての相撲大会 ■「外」への渇望、釈放思いこっそり独り占い ■色彩までも閉ざされた牢から解き放され ■投獄記念の内出血痕と朝聯からの記念メダル



第四章 除名、米軍防諜部隊の召喚、そして帰郷

「大阪民報」の記者から木津川地区常任に

■朝鮮人女性党員に憧れの眼差しで迎えられ ■自己満足に終わってしまった朝鮮戦争反対ビラ ■国際派の「勉強会」参加で査問、除名は免れる ■見知らぬ朝鮮人青年たちのつるし上げに

地区の党大会で意見書読み上げ除名に

■反税金闘争、迂闊にも警察の罠にはまり拘束 ■公務執行妨害罪で懲役一年、執行猶予三年 ■城東警察からの粗末なガリ版刷りの紙片

気になる釈放された八人の朝鮮人の行方

■死の思いにかられて建物を六周 ■トイレの「日本人専用」のプレートに嫌な気 ■五十万円でのスパイ協力要請に怒り心頭 ■GIの突然の訪問、手口変え丸めこもうと ■GHQの図書館での週一回の面談迫られ ■CICとの約束をやぶって一時帰郷 




□附・井田一衛(井津元久美夫)のエッセイ(「朝鮮時報」1988年9月5日付に掲載)
誰かペ・チャウンを知らないか? 四十年前の朝鮮人教育闘争のこと

□資料①・4.24教育闘争事件の真相
□資料②・解放救国会宣伝部版(1949年刊行)  阪神事件の真相と朝連解散の意味するもの



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