

巻頭に、4.3闘争をテーマにした李燦の詩「英雄の島・済州島」
タイトルの「物語」の作者は不詳。
江原道の山深い「壺の村」で生まれた黄判錫、
1943年の初夏のある日、「応ちょう戦士」(原文のまま)という名の下に九州の炭鉱へ
1945年9月に帰郷、米軍の進駐、五・10単独選挙に反対し、太白山脈で人民遊撃隊に。
妹・判順との再会、麗水蜂起での18歳の少女鄭基徳の英雄的な戦い、朝鮮戦争の勃発などが
淡々と綴られている。
おお友よ/お前も 俺も この山を/手をつないで まわりはねる/
あかいまことが 厚い胸ごと 溢れるのだ/われら人民 奴らを撃てば/
石垣越えて 売国奴は逃げる/それ! 一人もにがすな/
闘えば勝つ/われらの都 ソウルへ/一番乗りするのは 誰れ?/(以下略)
「物語」の中で紹介されている「パルチザンの歌」の一節である。
日本語・B6版・49頁
発行-昭和25年12月30日
編集兼発行-暁星社(東京都文京区関口水道町46)
印刷-暁星印刷所
一言・フィクションか、ノンフィクションか? 「北鮮」という言葉が幾度も使われる一方で、
18歳の李明姫小隊長が村人の前で、「朝鮮民主主義人民共和国、英明なる民族の指導者金日成将軍、決起した郷土の村の農民の万歳を、それぞれたからかに三唱した」と記された部分も。
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担当・金日宇
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