新国立劇場バレエ研修所「オータムコンサート2018」の感想 | まるこブログ

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先週末、毎年とても楽しみな新国立劇場バレエ研修所の発表会「オータムコンサート」に、二日間とも行った。

未来を夢見る若い生徒さんたちのパフォーマンスには、いつも胸が熱くなり、心から応援してしまうのだ!







『ワルツ』

阿部純花 岸谷沙七優 奈良岡美海 松宮里々子 山内優奈 井上興紀

加藤里佳 服部由依 吉田朱里 安達美苑 菅沼咲希 根本真菜美

 

『海賊』より パ・ド・ドゥ

岡田百音 輪島拓也

 

『エスメラルダ』より パ・ド・シス

エスメラルダ:髙井惠里(17日) 多田そのか(18日)

詩人:仲村 啓

ジプシー達:加藤里佳 安達美苑 菅沼咲希 根本真菜美

 

『パリの炎』より ヴァリエーション

井上興紀

 

『ハルレキナーダ』より パ・ド・ドゥ

山根くるみ 山本達史

 

『ロマンス』

パーキンソン赤城 季亜楽 阿部純花 岸谷沙七優 奈良岡美海 山内優奈 服部由依 吉田朱里 

 

――休憩――

 

『ドン・キホーテ』第3幕より

キトリ        多田そのか(17日) 髙井惠里(18日)

バジル        芳賀 望

ボレロ        パーキンソン赤城 季亜楽(17日) 岡田百音(18日) 仲村 啓

キューピッド     松宮里々子(17日) 山内優奈(18日)

キューピッド達    日本ジュニアバレヱ

第1ヴァリエーション  阿部純花(17日) 奈良岡美海(18日)

第2ヴァリエーション  山根くるみ(17日) パーキンソン赤城 季亜楽(18日)



※奈良岡美海さんは怪我のため休演








一言ずつ感想を。

幕開けの「ワルツ」は、若さがパーっと広がる素敵な舞台だったが、たった1人の男子である井上興紀くんがキラリ光っており、私の目はついつい吸い込まれた。

次の「海賊」のパ・ド・ドゥは、がっつり踊る輪島拓也さんが拝めたので、大満足!   岡田百音さんも二日間、健闘されていた。

「エスメラルダ」のパ・ド・シスは、堅実なステージという印象を受けた。 最高学年の仲村啓くんは、もっと華やかなダンサーだと思っていたけれど、今回はちょっとナイーブに見えたのは私だけだろうか? 詩人の役柄にはピッタリの雰囲気ではあったけれど。

そして最初の演目で目を奪われた井上興紀くんが踊った「パリの炎」のヴァリエーションが、やはりとても良かった。  初日は少しミスをしてしまったそうだが、二日目は完璧な出来栄えで、胸のスカッとするダンサーになりそうだ。これからが非常に楽しみ!!

次の「ハルレキナーダ」パ・ド・ドゥは、山本達史さんの軽々とした動きと、山根くるみさんの美貌ラブに、ものすごく楽しませてもらった。 とにかく山根さんは本当に魅力的で、勿論プロのバレリーナを目指しておられるわけだけれど、女優さんになっても人気を博すと思った。美人!!

その後、毎回恒例の研修所での様子をまとめた映画が上映され、ここでもやっぱり美人好きの私の目には、山根さんが飛び込んできた。帰宅してからも、家族に向かって彼女の美貌について熱弁を振るい、息子から「貴女の中身はオッサンです!」と言われてしまったが、そうかしら? オバサンだって美人は大好きなのよー!!

第1部を締めくくったのは、貝川鐵夫さんが振りつけられた「ロマンス」で、これに関しては初日より二日目の方が圧倒的に良かった。 パーキンソン赤城 季亜楽さんは、映像の中でもとてもキュートだったけれど、こうしたコンテンポラリーダンスこそ嵌る人なんだなと思った。

しかし、貝川鐵夫さんといい、輪島拓也さんといい、新国立劇場バレエ団の本公演で「ハートの王様」を絶妙に演じておられたお二人トランプハート  いつもその演技力で目立つことが多いけれど、輪島さんは本来の踊り、貝川さんは振付をしっかり拝見できる研修所公演は、ファンには嬉しい機会だ!

休憩後は、「ドン・キホーテ」の第3幕抜粋。

初日のキトリは多田そのかさんで、爽やかで明るいキトリだったし、二日目の髙井惠里さんは情熱的なキトリ  2人とも立派に主役を務められていた。

バジルは芳賀 望さんが客演され、若いヒロインをしっかり支えて下さっていた。


新国立劇場バレエ研修所の生徒さんは、みな明日のエトワールを目指す大変優秀な方々。

次の3月の公演も楽しみだ!