東宝映画「世界大戦争」こんなことにならなければいいけど‥‥ | 20世紀「おたく少年」

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アニメ、特撮、コミケなどをない知恵を
絞りながら‥‥また、日々の私的出来事で
構成していきます。
興味ある記事があれば
ぜひ、立ち止まってください。

ウクライナ情勢がかなり緊迫

してきましたね。

まさかとは思いますが、

第三次世界大戦に

なるようなことは

絶対あってはならないです。

 

 

ネタバレがありますのでご注意を。

 

とはいえ世界の指導者が行うことに

一市民は全く無力ですよね‥

それを如実に映像化したのが上記の作品。

 

フランキー堺さん、音羽信子さん演じる

平凡ながら充実した日々を送る一家。

星百合子さんはその娘を演じ

宝田明さん扮する輸送船の航海士と将来を誓い

あっている‥‥もう毎日が幸福に満ちた人々。

彼らを中心に普通の生活が少しづつ核戦争の恐怖に

晒されていくというストーリー。

 

もちろんリアルタイムでは見てはいないのですが、

子供の頃みたTV放映では正直怖かったのを

記憶しています。

その後もBDなどで時折鑑賞しておりますが、

丁寧に作り込まれた市中の人々の生活や

国際情勢に苦慮する我が国の首脳たちの

姿が実に印象深い。

 

しかし、各国の努力‥敵対する国家同士の

現場(ミサイル発射基地)では核戦争などしたくない。

という兵士たちの本音が痛々しい。しかし、最終的には

政府首脳の命令により発射ボタンを押さざるをえない兵士。

 

幾多のエピソードを重ねながら事態は全面核戦争となって

しまう…‥。

 

水爆ミサイルにより無残な姿となった国会議事堂。

 

核戦争が勃発し東京が壊滅した時、航海に出ていた

宝田明氏が乗船する貨物船は船長・乗組員以下

壊滅したとはいえ、東京へ、故郷の日本へ、

帰ることを決断する。

 

映画ラスト近く貨物船給仕係の笠智衆氏がつぶやく

「そうですか。人間は一人もいなくなるのですか

人間は本当は素晴らしいものなんですがね」

 

私は何度見てもこのセリフで涙腺が緩んでしまいます。

 

ラスト廃墟となった東京に流れるこの言葉‥‥。

 

今回のこの危機が何かのかけ間違いで本当に

この映画のようなことにならないことを

祈るばかりです。

 

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