岩手県や宮城県など東北地方の被災地でも3日夜から4日にかけて大荒れになる見通しで、仙台管区気象台は暴風などへの警戒を呼びかけた。
宮城県気仙沼市では3日午前から、市職員が水産加工場の集まっていた地域などがれき撤去作業の現場を巡回。がれきにネットをかけるなど業者に飛散防止を要請した。同県南三陸町は3日夕、防災無線を通じ、海や河川に近づかないよう呼びかけた。
同町の仮設商店街で食堂を経営する男性(52)は「台風みたいだ」と驚いた様子。午後5時すぎ時点で客足も途絶えた。普段は同9時までの営業だが「仕事になんない。今日はもう閉めます」。
仮設住宅で夫と暮らす60代の女性は玄関前の鉢植えを室内に。仮設住宅の脇は山林で、高さ10メートル以上の杉や松が風で揺さぶられる。「倒れてこないといいけど……」と不安げだった。
一方、東京電力は3日、福島第1原子力発電所で暴風対策を実施。がれきの撤去作業などに使っている6台のクレーン車のうち、1台はアームをたたみ、残る5台は足場におもりを付けて風で倒れないようにした。ホースや仮設テントなどは飛ばされないようロープで固定した。
出典:日本経済新聞