好き、、、だからこそ、ムムッと気になることも出てくるんだな~と。
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ミントハーブx煮出しバニラx自家漬けラムレーズン。
ほうじ茶を淡くしたような色のミントハーブ。
フレッシュな生葉を使用しているからこそ!の、色の褪色。出来立てはもっと白っぽいお色なんだとか。
香料やリキュール、着色料などで飾らないから出てくる、自然な色の変化、そしてお味。
スースーとするようなメントール感ではなく、森の朝を連想させるような、とても静かで落ち着いた爽やかさ。
バニラは練りたて。
とぷん・・・・とスプーンを飲みこむ柔さは、NERITATEならでは。
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出来立てホヤホヤのアイス温度が、マイナス6度。これを凍結させず、そのまま提供しているNERITATEアイス。
空気をこれだけ含み、色々な原料から構成されるアイスにとって、この「6度」は、食べごろでもあるけど、死活ラインにもなりうる、絶妙な温度(だと思います)。
、、、にも関わらず、提供後の一定時間、保形性が保てているのは気になるところ。
悪いということではなく、ここにリタさん特有の舌触りがあるのかな、、、と。
溶けた後はスーッと消え、引っかかるような甘さも、滞留する様な諄さ、ひっかかりもない。でもこの溶ける瞬間に存在する、トン、、と微かな微かな一瞬の休符。
たとえるなら、溶けかけのムース。
とっても緩い緩い、、、形状を自ら保つことは出来ないほどだが、サラサラとした液体とは明らかに違うものが、溶けるタイミングで微かにフッと表われる。
パティシエさんがつくるからこそ の質感でもあり、この温度提供に拘るからこそ のモノでもあるのかもしれませんね。
この溶け方はリタさんならでは、な気がします。
美味しかったです。
ごちそうさまでした
リタティーノ:http://www.ritatino.com/