38-3. I’m fine
→つづき
道の真ん中に、手のひらサイズの白いぬいぐるみ。
これ、なんだろ?
ひつじ?
...アルパカだ。
そういやジン、アルパカって言うのが苦手で...
『あぶないっっ!にげろっっ!』
え...
ドンッッッ
『きゃーーっっ!!』
『轢かれたぞっ!救急車呼べっ!』
『あんた大丈夫かっ!?』
『トラックの運転手の方も確認しろっ!』
どうしたの...?
悲鳴と怒号が飛び交う真ん中に...私がいる?
頭...痛い...
でも...渡さ...なきゃ...
アル...パカ...
...ぁ...れ...
つめた...
...あめ...?
...これ...
...すめ...ら......
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いつもお読みいただき、ありがとうございます
ジンのタイムリープを見守り、ジンを過去へ送ったヌナのお話しはここで終わりです。
次からはヌナの先輩・東条の目線から、今まで「?」と思われた部分を少しずつ回収していきます。
お楽しみいただければ幸いです