今年1月8日に再入院をしました。


その間、実家の福井で楽しいお正月を満喫するつもりでしたが、年末の30日に40℃の高熱に襲われ入院するまでの約1週間、38,5℃前後の熱との戦いでした。


熱も下がり落ちついた頃に入院となり、何とも複雑な新年を迎えました。入院して1週間は熱が再び上がらないか経過観察をして、昨日15日に治療が始まりました。


その始まった治療というのが、タイトルにもあるように、ずっと封印されていた禁断の薬「ベルケイド」知っている人はこの薬の特徴、経緯、そして以前から私を知っている方は、この薬が与えた苦痛の数々をご存じでしょう。


簡単に説明すると、多発性骨髄腫と言う病気に対して非常に効果的な薬で、半ば諦めかけられたこの病気に一筋の光明を与えたと言っても過言ではないものです。

この良い薬が封印されていた理由、それは私には半分天使で、半分悪魔であったため今まで担当してきた主治医が治療の選択肢から外すほど私に効き過ぎて、使用すると車いすで無いと移動が出来ないくらい手足の強い痺れ、3日間15分ごとに下痢が襲い脱水症状を引き起こす始末。当然良いこともありますが、どう天秤にかけても悪魔が勝ってしまっているので、今まで実施されていた治療法を繰り返し、入退院をしてきましたが、とうとう万策尽きてしまい、昨日封印を解いて使用を開始しました。


ですがこの薬もそれなりに進化され使いやすく、副作用が軽減されるようになっていたのです。同じ患者さんならここまでのまどろっこしい説明に見飽きていると思いますが、皮下注射についに昨年変わったようで効果はそのままで、副作用が軽減されるというやり方が変わっただけでこんなに劇的な効果があるなんて驚きものです。


それで昨日お腹にチクッとしました。前回なら翌日つまり今日、激しい痺れが両脚、両腕を襲うんですが、つま先から膝にかけてまで痺れが出ただけで、下痢が今のところありません。

多分、ゆっくり痺れが出てくると思うんですが、激しい下痢が無ければ多少の痺れくらい我慢して見せます。


そんな感じで今年も治療が始まりました。

この後どうなるか誰にも分かりません。そんなスリルを味わいながら、早い復帰を目指していきたいと思います。


今年はいろんな所に行きたいなあと考えています。


今年もよろしくお願いします。