強引な突破力でイタリアを下したスロバキアが、オランダに負けた。
イタリア戦でドイツに次ぐ強いチームだと思い、準優勝すると思っていただけに驚いた。
オランダの選手は各ディフェンスの間を抜かせないくらいの幅を取って守り、ドリブル突破を図るスロバキアの選手から容易にボールを奪い返していたし、パスのカットでボールを奪いとって、ゴール前までスロバキアの選手を生かせない。
それは日本戦での後半のカウンターの応酬とは、うってかわった姿で予想もしない試合運びだった。
たぶん、点を取らせない守備をするチームとしては、最も強いのではないか。
しかし、ブラジルやチリ、アルゼンチン、ドイツに決定的に勝るとはいえないので、オランダが優勝するとは思えない。
やはり今のところ優勝しそうなのは、アルゼンチンかドイツで、残りの3チームは準優勝として横並びなのではないか。
3位争いとしては更にスペイン、ポルトガルが加わると思う。
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しかし守備にたけたチームが予選で手堅く勝ってきたのは事実だ。
その原因として考えられるのは、1500m級の高さのサッカー場で選手が空気の薄さで息切れしてへばったり、ボールが思ったより伸びることや、6枚でぬい合わせた公式球が思ったとおりに飛んでくれず、パスを主体にして攻めるチームは軒並み戦術が発揮できていないことだ。
こういう状況下では、ひどいピッチコンディションでもボールを素早くキープすることができたり、みずからドリブルで突破できる選手が多いチームが有利になる。
そういう意味でいうと、あまり動かず堅実な守備で隙を作らず数少ないチャンスを物にできるオランダのような戦い方があっているのかもしれない。