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いつも心に音楽を

クラシックの名曲等やピアノ演奏、音楽理論などを中心に展開。
また、尊敬する若きピアニスト牛田智大さんを応援します。

 

クラシック音楽の広大な世界、数多の作品、楽曲の中で、ひたすら悲しい、暗いサウンドを特徴とする曲を集めてみましたグラサン

 不気味さ、激しさも中に込めながらも、淡々と悲痛な感じの・・・

 


    

 

※バロック時代から近代まで、比較的なじみのある曲に絞ってみました。もちろん独断と好みで(^^♪
 

 無名な作曲家の、殆んど知られて無い曲にも、暗い悲しみ、情念を押し出した曲は沢山あると思いますが、残念ながら調べきれなかったので、名曲と言われるものに絞ってます。
 

 また、悲しみを全面に押し出した曲は、圧倒的に短調になっていますね。長調でも悲しみを表すことは勿論できるのですが、どうしても 短調の特質 には勝てないようで、ここで紹介していく楽曲たちも、全て短調です。
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多くの曲の中にあるテーマが「死」ドクロを扱ったり、また関連していますが、単純に悲しいムードだけ、というのもあります

 

 

 

  ♪ アルビノ―ニ 弦楽のためのアダージョ(弦楽とオルガンの為の)

 

バロック時代の作曲家アルビノ―ニの代表作、というかこの曲(テレビや映画でも引用されて親しまれていますね)によって知られています。

ゆっくりとした弦楽器と静かなオルガンの響き、悲しいメロディーが耽々と流れ続きます。 比較的華やかな楽曲が好まれたバロック時代にはかなり珍しいサウンドといえるでしょう。      

       

                  

 

 

    

   ♪ モーツアルト レクイエム から「涙の日」(ラクリモーサ)

 

レクイエムは、カトリック教会でのミサの音楽で、死者の永遠の安息のため内容を持っています。

モーツアルトのレクイエムはひときわ名作として知られています。

ご存知、彼の音楽は明るく屈託のないものが多いですが、この曲は例外的に暗く、また死の直前に手掛けられ、自らの手では完成させられませんでした。

                

                  

 

 

 

   ♪ シューベルト 魔王 

 

シューベルトの膨大な歌曲の中でもとりわけ有名ですね。

牛田智大さんも、14歳の時 ピアノ独奏版をリサイタルで盛んに披露し、アルバムにも収録。 

激しさをむしろ表に出したサウンドですが、救われない詩の内容と相まって、深刻な暗さや恐ろしさを描いた名作です。

 

 

                   

 

                   

               

 

 

 

  ♪ ショパン ピアノソナタ第2番 から 第3楽章「葬送行進曲」 

 

クラシックでは多くの葬送行進曲、葬送音楽が書かれていますが、ショパンのこれはその代表格でしょう。この楽章はもちろんですが、ソナタ全体を覆うほの暗さも特徴です。

牛田さんもこれまでも披露されて、この2月から各地のリサイタルでまた大々的に披露されますね。

                 

                 

 

 

          

 

 

 

   ♪ ショパン ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作 

 

ショパンの作品の中でもとりわけ、深い哀愁の雰囲気に満ちていますね。この作品はショパン20代に書かれましたが、生前は出版されませんでした。

最大の理由に、曲調が暗すぎる・・・と。 

 

戦争を生々しく描いた重たい映画「戦場のピアニスト」の中で使われています。(因みに、バラード第1番も印象的に使われています)

          

                 

        映画「戦場のピアニスト」より。  この場面はバラード1番を弾いてたような・・・

 

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   ♪  リスト 死の舞踏

 

  グレゴリオ聖歌の「怒りの日」の生々しいメロディーを基に様々に、ピアノの超絶技巧を極めた作品で、牛田さんも、15歳の時から、長くリサイタルで披露されてましたね。

激しい曲調が主なので、”悲しい”とは少し異なるでしょうが、(特に曲のテーマからくる)怖さ、暗さはなかなかのものです。

 

因みに牛田さんは、部分的に、太鼓の乱れ打ち、とか村祭り、盆踊りと独特の面白さで説明してますが・・・。                

 

                 

 

 

 

  ♪ グリーグ 劇音楽「ペールギュント」(組曲「ペールギュント」)より 

 オーゼの死

 

放蕩の男の冒険と波乱に富んだ流浪の物語。

主人公の母の最期の場面で奏される悲痛な調べ、よく知られた名曲です。

                                    

 

                 

 

 

 

   ♪ チャイコフスキー 交響曲  第6番「悲愴」から 第4楽章

 

 古今の交響曲中の名作のフィナーレ。

通常の交響曲では考えられない、スローテンポの暗く悲痛な音楽です。この交響曲を初演して数日後に突然亡くなったチャイコフスキー・・・未だ大きな謎に包まれていることを思えれば、只事ではない”何か”を、この終楽章に込めたのかも知れません。 

同性愛だったチャイコフスキーの「遺書」だった、、と言う、評論家もいました。※当時のロシアでは同性愛は死罪だったと伝えられています※

                  

 

                 

 

 

 

  ♪ ラフマニノフ 幻想的小品集 より Op3-1「エレジー」 

 

エレジー(哀歌)と名付けているだけあって、深い悲しみと瞑想を湛えています。

牛田さんも14歳の時、やはり上のアルバムに収められましたね。

 

しかしこの悲しさの中にあるロマン性を好んで、フィギュアスケートで使われたこともありますね。パトリック・チャン選手や、引退後の浅田真央選手が使ったのは、フィギュアファンの間では有名ですね。

     

                 

 

                    

 

 

           

 

 近代の大作曲家、フィンランドのシベリウスは、多くの交響曲などで知られていますが、北欧に伝わる伝説、叙事詩などを題材にした作品も多く書きました。暗く重たい、「死」を連想させる曲もけっこうある印象です。 

 

 

 ♪ シベリウス 交響詩 トウォネラの白鳥 ~4つの伝説曲 より~

 

カレワラ神話の中に出てくる、死の国にある川に浮かぶ白鳥を描写しています。黒い水が流れる上に浮かぶ、白鳥の嘆きの歌・・・深刻な暗さと同時に、神聖な美しさを湛えています。              

 

                  

 

 

 

          シベリウス  悲しきワルツ ~劇音楽「クオレマ(死)」より~  

 

   病が重く死の床についている夫人が夢うつつにワルツの調べを聞き、幻の客と一緒に踊り出す。女は客の顔を見ようとするが、客は女を避ける。
やがてクライマックスにたしたときに扉を叩く音がして、ワルツは破られる。
そこには踊りのパートナーの姿はなく、戸口には「死」が立っている。  

 

 凄く重たい内容ですね・・・
                 

                 

 

 

 

 とまぁ、これだけ悲しく暗いサウンド、内容をもった曲ばかりを集めてたら、ついつい気が滅入りそうになります(笑)

 

悲しい気持ちを安らかにしたい、という方に、これらの曲たちは少し良い方向に作用する場合がありますが、これだけ濃厚な悲しみを込めた音楽に接するには、通常の気分の方でさえ、稀に気分が沈み込んでしまう、等の思わしくない事態を招く、、、かも知れないので、聴き過ぎ?にはくれぐれもご注意くださいm(__)m