
AM 6:00..
素晴らしい景色。
なんて満たされた空間なんだろう。
そして⋯
私は「こんな部屋に住みたい」と思った。
家を変えたい。
―できる、気がする―
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昨日はよく眠れなかった イライラしていた。
一成を許して一発やりたい気持ちと、
そんなこと死んでも嫌で、許すはずがない気持ちが両立していた。
sexはしたい
でも一成を許さない
触れられるのも嫌だ。
でも、体は拒否反応を起こしていない
ムカつく
「幸せな気持ちなのに、なぜあんな事をして今日という日を台無しにしたのか?許せない」
綺麗なお宿に泊まれて
とても満足のいくHOTELで
娘もとても喜んでいる
なのに、なぜ?
一成の「愚行」で、黒いシミを付けられなければいけないのか
本当なら、
ここで2人目の相談もできたかもしれない
はぁ
イライラして眠れない
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そして
朝、お部屋のお風呂に入った。
丁寧に、自分の声を聞いた。
頭が洗いたい。
昨日の大浴場80点だったけど、シャンプーがしょぼすぎた。髪がキシキシする。
部屋のシャンプーはミキモトだから、期待する。
寝癖も気になるしと。お部屋のお風呂に入ってみた。
でも、あまり満足できなかった。やらないよりはマシだったけど⋯。
その後、お風呂につかった。
一瞬迷ったが、迷う必要もなく、備え付けの入浴剤を入れてお風呂に入った。1人の時間。必要な時間。
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お風呂の中で考えた。
お宿に泊まると、いろんなことに気がつく。
今、欲しいもの。
今、私が存在する場所のこと。
本当は、何を好んでいるのか?
どこにセーブをかけているのか。
何に気づけていないのか。
これに気づくことが、とても大切な時間だと感じる。
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私はこれまで、たくさん私を蔑ろにしてきた。
全てを手に入れたと思っていた。
でも、
お宿に泊まることで、たくさんのことに気がついてしまった。
私はまだまだ、
私の「欲」を、出し切れていない。
全く、と言って良いほど、
私は、私を大切にできていなかった。
毎日に追われ
夫に家事育児をやらせているつもりでも、
まだまだまだ、
全然、任せきれていなかった。
満足のいくお家に住んでいるつもりでも、
まだまだまだ、全然、上には上があった。
もっと、もっと、
欲してよかった。
まだまだ、
私の中で、「底辺」の世界に私は住んでいた。
私の中の私が
「なんてひどい生活をさせるの!」
「私の事を蔑ろにするなんて!」
「ひどい!もっと私を愛してよ!」
と、悲鳴を上げていた。
そのことに気がついた。
気づくのがあまりにも遅かった。
私はもうすぐ、40歳になってしまう⋯。
私は、
まだ、まだ、まだ、
自分を、もっと!甘やかせる。
私は、
まだ、まだ、まだ、
もっと、自分の声を聞ける。
自分を、愛することが出来る。
そのことに気がついた。
今まで、なんてひどい世界に居たんだろう。